Marques de Murrieta

マルケス・デ・ムリエタ

スペイン:リオハ

 
 スペイン有数のワイン産地、リオハ・アルタに位置するこの「マルケス・デ・ムリエタ」は、1852年設立。スペインの伝統を守りつつ、ボルドーの近代技術を融合させた高品質なワインは、数々のコンクールで賞をとり、ソムリエ世界大会でも使用させるなど、世界各国で高く評価されています。
 また、リオハという地方全体のワインを向上させることに尽力し、“リオハのモダン・ワイン造りの父”とも呼ばれた創始者、ルチアーノ・デ・ムリエタ氏はその功績が認められ、マルケス(侯爵)の称号を与えられました。伝統と革新を続けてきたスペインのプレミアムワインです。
 

 
Rouge
2017 マルケス・デ・ムリエタ・レゼルヴァ
¥3,560
2010 カスティリョ・イガイ・グラン・レゼルヴァ・エスペシアル
¥14,600  品切中
 

ムリエタ家は約130年の間マルケス・デ・ムリエタのワインを世に広めた後、1983年にクレイセル家にワイナリーを売却。1996年に現在のオーナーであるクレイセル・ヴィセンテ氏がワイナリーを受け継ぎました。ヴィセンテ氏は更なる高みを目指して大規模なワイナリーの改築を断行。老朽化していたワイナリーは、一から組み直すことで歴史的価値のある外観はそのままに再建を行いました。
 
また、選果台や温度管理が可能な発酵タンクなどの醸造に関わる設備も同時に導入。さらに畑の研究も同時に始め、区画毎に土壌や微気候を科学的に調査し、一部では植え替えも実施しました。近年も醸造設備や灌漑設備などを一元管理するコンピュータを導入しています。
 
このような徹底的な改革を行ったヴィセンテ氏のモットーは、「すべてのものを保っていくためにはあらゆる変化を受け入れなくてはいけない」ということ。安易に最新技術を取り入れるのではなく、マルケス・デ・ムリエタの重視する「エレガントなスタイル」を守り続けながらも、環境の変化に合わせてワイナリーを発展させているのです。