Domaine Ramonet (Jean Claude Ramonet)

ドメーヌ・ラモネ

 

 

シャサーニュ・モンラッシェの最高峰

 シャサーニュ・モンラッシェ村は中世からその名を歴史に残す古い集落。ドメーヌ・ラモネは村の南端、細い道が入り組む小さな広場に面しています。ドメーヌは1920年代前半、ピエール・ラモネによって設立されました。出来高制の農業従事者だったピエール氏が最初に購入したのは1.5haのシャサーニュ1級レ・リュショット。以降も畑は購入されつづけ、現在白10ha、赤7ha、シャサーニュ・モンラッシェ村とその北隣の村ピュリニー・モンラッシェ村に23のアペラシオンを所有します。所有面積の7割をグラン・クリュとプルミエ・クリュが占め、少量のレジョナル(AC Bourgogne)もシャサーニュ村の中から採れる葡萄から造られています。
 ブルゴーニュがまだ大資本だけがワイン自家醸造、瓶詰から販売まですることができた「資本力の時代」にある1920年代の設立時からドメーヌ元詰を実現。そして、30年代にアメリカに紹介され、「世界最高の白ワイン生産者」の一人として今日の名声を獲得するきっかけとなりました。
 

 
 初代ピエール氏は、94年に88歳で他界するまでカーヴに立ち続けた伝説の人物です。そのワイン造りは2代目アンドレ氏、3代目ノエル氏にもそのまま引き継がれています。現在の当主を務めるノエル氏は、1968年生まれで、1984年に義務教育を終了するとすぐ家業に入り、若手ながらすでに30年以上の経験を積み、ワイン造りの全てを祖父と父に学びました。醸造方法は伝統に忠実な反面、「今でも何かを学んでいる毎日」と語るノエル氏です。1996年に19歳で新たにメンバーに加わった弟のジャン・クロード氏は、ピューローでの仕事や選定など畑の仕事と最終ブレンドなどの際には現場に出ています。ラモネ兄弟2人は今日も偉大なワイン造りに励んでいます。

Blanc
2018 ブルゴーニュ・アリゴテ
¥5,360  品切中
2020 ブーズロン
¥7,900  品切中
2020 ブルゴーニュ・ブラン レ・デュロ
¥9,980  品切中
2015 ピュリニー・モンラッシェ
¥10,530  品切中
2015 シャサーニュ・モンラッシェ
¥10,530  品切中
Rouge
2019 ブルゴーニュ・パストゥグラン
¥3,980
2015 ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
¥4,980  品切中

ブルゴーニュ・アリゴテ
Bourgogne Aligote
[白:辛口]
ぶどう品種:アリゴテ
ネゴシアンに売っていた時代に、そのクオリーティの高さに驚嘆した伝説の料理人アラン・シャペル氏が、先代のアンドレ・ラモネ氏に元詰を懇願したことが契機となって販売をはじめたワイン。
 
ブーズロン
Bouzeron
[白:辛口]
ぶどう品種:アリゴテ
2011年に初リリース、アリゴテの名産地ACブーズロンでの極上のアリゴテ。
 
ピュリニー・モンラッシェ
Puligny Montrachet
[白:辛口]
ぶどう品種:シャルドネ
あまり知られていないが、実はピュリニーにも少量ではあるが区画を所有している。
 
シャサーニュ・モンラッシェ・ブラン
Chassagne Montrachet Blanc
[白:辛口]
ぶどう品種:シャルドネ
樹齢約50年の区画。ミネラルと果実とが上手く共存した味わい。僅か0.9haを所有。
 
シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・モルジョ・ブラン
Chassagne Montrachet 1er Cru Morgeot Blanc
[白:辛口]
ぶどう品種:シャルドネ
斜面中部から下部に位置する粘土の厚いプルミエ・クリュ。同じシャサーニュ・モンラッシェ村でも斜面上部のピュリニィ・モンラッシェ的なテロワールとは全く異なり、果実味の豊富さが前面に出たワインを生み出す。

 
シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・ヴェルジェ・ブラン
Chassagne Montrachet 1er Cru Verges Blanc
[白:辛口]
ぶどう品種:シャルドネ
シャサーニュでも最もピュリニーに近い村北部に位置し、土壌も石切場の真下というミネラルな土壌。真向いの丘に並行して並ぶル・モンラッシェと同じ標高(225m)のテロワールを持つ。立地条件でわかる通り、ピュリニー・モンラッシェの優れたグラン・クリュに近いスタイルを持つ。発見されるべきお値打ちの1級。
 
シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・リュショット・ブラン
Chassagne Montrachet 1er Cru Les Ruchottes Blanc
[白:辛口]
ぶどう品種:シャルドネ
シャサーニュ・モンラッシェ村の中央斜面上部に位置する1級畑。表土の薄い岩盤に近い畑から、シュバリ・モンラッシェを連想させる気品と威厳を有するワインが産まれる。初代のピエール・ラモネ氏が、ドメーヌ設立後に最初に獲得したフラッグ・シップとも言える畑。
 
モンラッシェ
Montrachet
[白:辛口]
ぶどう品種:シャルドネ
「脱帽し、ひざまづいて飲むべし」とデュマが称えた言うまでもなく世界最高峰の辛口白ワイン。ラモネの所有する区画はDRCの区画と隣接した中央部の最上のパーセル。
 
ブルゴーニュ・パストゥグラン
Bourgogne Passetoutgrains
[赤:ミディアムボディ]
ぶどう品種:ガメイ、ピノ・ノワール
 
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
Bourgogne Pino Noir
[赤:ミディアムボディ]
ぶどう品種:ピノ・ノワール
シャサーニュ・モンラッシェ村内にあるACブルゴーニュ。シャサーニュ・モンラッシェ村は石灰岩層が多く占めており、「隠れピノの銘醸地」として、万人に愛されるエレガントでフルーティなピノ・ノワールを産む土壌を有する。
 
シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・クロ・ド・ラ・ブードリオット・ルージュ
Chassagne Montrachet 1er Cru Clos de la Boudriotte Rouge
[赤:ミディアムボディ]
ぶどう品種:ピノ・ノワール
ラモネの赤の看板商品。酸と果実の凝縮度が素晴らしい。