2019 ブルゴーニュ・パストゥグラン
ドメーヌ・ラモネ


Bourgogne Passetoutgrains
Domaine Ramonet

現当主ノエル・ラモネの祖父が中央部のヴィラージュ区画 La Platiete ラ・プラティエールに隣接するACブルゴーニュ区画に植樹しました。そのガメイはすでに古樹隣、徐々にピノ・ノワールに改植しています。元々はバルクで販売されていたところ、伝説の料理人アラン・シャペル氏の懇願によって瓶詰されたという逸話を持ちます。
その高貴な味わいからピノ・ノワールの比率が多いと思われがちなのは、ガメイを感じさせないことから、いかにガメイ古樹の品質が良いかわかります。
 
ヴィンテージ 2019
原産国 フランス
産地 ブルゴーニュ
地域 ブルゴーニュ
アペラシオン ブルゴーニュ・パス・トゥ・グラン
生産者 ドメーヌ・ラモネ
容量 750ml
ぶどう品種 ピノ・ノワール50%、ガメイ50%
味わい ミディアムボディ
アルコール度数 12.5%

 

シャサーニュ・モンラッシェの最高峰

 シャサーニュ・モンラッシェ村は中世からその名を歴史に残す古い集落。ドメーヌ・ラモネは村の南端、細い道が入り組む小さな広場に面しています。ドメーヌは1920年代前半、ピエール・ラモネによって設立されました。出来高制の農業従事者だったピエール氏が最初に購入したのは1.5haのシャサーニュ1級レ・リュショット。以降も畑は購入されつづけ、現在白10ha、赤7ha、シャサーニュ・モンラッシェ村とその北隣の村ピュリニー・モンラッシェ村に23のアペラシオンを所有します。所有面積の7割をグラン・クリュとプルミエ・クリュが占め、少量のレジョナル(AC Bourgogne)もシャサーニュ村の中から採れる葡萄から造られています。
 ブルゴーニュがまだ大資本だけがワイン自家醸造、瓶詰から販売まですることができた「資本力の時代」にある1920年代の設立時からドメーヌ元詰を実現。そして、30年代にアメリカに紹介され、「世界最高の白ワイン生産者」の一人として今日の名声を獲得するきっかけとなりました。
 
 初代ピエール氏は、94年に88歳で他界するまでカーヴに立ち続けた伝説の人物です。そのワイン造りは2代目アンドレ氏、3代目ノエル氏にもそのまま引き継がれています。現在の当主を務めるノエル氏は、1968年生まれで、1984年に義務教育を終了するとすぐ家業に入り、若手ながらすでに30年以上の経験を積み、ワイン造りの全てを祖父と父に学びました。醸造方法は伝統に忠実な反面、「今でも何かを学んでいる毎日」と語るノエル氏です。1996年に19歳で新たにメンバーに加わった弟のジャン・クロード氏は、ピューローでの仕事や選定など畑の仕事と最終ブレンドなどの際には現場に出ています。ラモネ兄弟2人は今日も偉大なワイン造りに励んでいます。
 

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Domaine Ramonet (Jean Claude Ramonet)