2023 ピノ・ノワール
モヤ・ミーカー


Pinot Noir

Moya Meaker

優しく抽出されたジュースは、フレッシュな飾り気のない果実のピュアな味がそのまま表現され、エレガントで綺麗にまとまっている。余韻も長い。エルギンらしいフレッシュで豊かな酸と美しい果実味のバランスが良い。
 
セラーでは天然発酵を採用。ワインをエレガントに仕上げるために、ブドウジュースを抽出し過ぎず、スキンコンタクトは10日だけにし、その間パンプオーバーとパンチダウンを1日2回程度実施。300Lのフレンチオークでマロラクティック発酵を経て熟成(新樽25%使用)。樽はブルゴーニュ産の5社から購入し、ほとんどがライト・トーストと一部ブロンドトーストで複雑性をもたらした。8か月後に澱引きし良い樽のみをブレンドして樽に戻しさらに3か月熟成。3534本生産。赤系果実、黒系果実、フレッシュなチェリー、バラ、プラム、スパイス、ブラックチェリー、マッシュルーム、紅葉した葉の香り。フレッシュで豊かな酸、細やかで綺麗な渋み。優しく抽出されたジュースは、フレッシュな飾り気のない果実のピュアな味がそのまま表現され、このワインの最大の魅力となっている。なめらかで繊細、綺麗にまとまっているエレガントなワイン。余韻も長い。エルギンらしいフレッシュで豊かな酸と美しい果実味のバランスが良い。

ヴィンテージ 2023
原産国 南アフリカ
産地 エルギン
地域 エルギン
アペラシオン エルギン
生産者 モヤ・ミーカー
容量 750ml
ぶどう品種 ピノ・ノワール100%
味わい ミディアムボディ
アルコール度数 13.0%
輸入元 マスダ
カナダ人ビジネスマンで、シャトー・ガビィの元オーナー、デイビッドは、南アフリカ人の奥さん、ヘネフィーフと結婚し、2010年にエルギンのリンゴ園を購入した。直ぐにピノ・ノワールを植樹。(現在はシラーズも栽培している。)目指すは、少量でもプレミアムなピノ・ノワールを作ること。デイビッドは、ブーケンハーツクルーフで2009年から2017年までチーフワインメーカー(醸造責任者)を務めたジャンを醸造責任者として迎え入れ、出来上がったワインは、1959年にミス・南アフリカに輝いたジェネビエーブの亡き母親、モヤ・ミーカーにちなんで名付けられている。
 

Winemaker Jean Smit


 
モヤ・ミーカーの畑は、ホッテントット・ホラント、フルーエンラント、コーゲルベルクの山々に囲まれた、雄大な円形劇場のような地形に位置しています。ピノ・ノワールのクローン品種であるディジョン667と777は、ブドウ樹間の競争を促すために高密度に植えられ、古いボッケフェルトの粘板岩の印象的な尾根に植えられています。南向きの斜面と、近くの大西洋から吹き込む涼しい海風が相まって、昼夜の温度差が顕著です。その結果、鮮やかな酸味と凝縮感を高めたピノ・ノワールが誕生しました。