2018 KB ピノ・テスト・ナチュール
ドメーヌ・ヴァインバック


KB Pinots Test Nature
Domaine Weinbach

1612年に修道僧達によって創立されたドメーヌ。クラスマンで3つ星、ワイン・アドヴォケイトで5つ星と、最高ランクに評価されています。2005年ヴィンテージから全面的にビオディナミを実施。
 
2018VINがファーストヴィンテージ!
ピノ・グリ、ピノ・ブラン、オーセロワのアサンブラージュ。無ろ過で、ごく僅かな亜硫酸の添加に留めたヴァン・ナチュール。生産本数僅か830本。
 
ヴィンテージ情報
春は暖かく、十分な日照量と適度な雨が降り、発芽、開花が早く進みました。6-8月にかけては暑く、降雨が極端に少なく、ブドウ樹の成長も順調に進行。通常通り収量制限の剪定を行ったにも関わらず、ブドウ果は急速に成長し続けた為、雹のシーズンが理論的に終わった7月中旬にほぼ全ての区画でグリーンハーベストを実施。しかしその2週間後に雹の嵐がカイゼルスベルクの谷を襲った。ドメーヌが所有するシュロスベルグ区画は幸運にも被害は少なかったが、区画によっては最大30-40%の被害を受けた。しかしこの嵐の雨のおかげで過度な水不足のストレスを避けることができた。9/5にアルテンブルグとシュロスベルグのピノ・ノワールから収穫を開始。ミュスカ、ピノ・ブラン、オーセロワと続き、9/17にピノ・グリが終了。完全な成熟を待ってゲヴェルツトラミネールは9/25-27、リースリングは9/28から行い、10/6クロ・デ・カプサン・キュヴェ・テオのリースリングで収穫は終了。雹で傷ついた実の選果に多くの時間を費やしましたが病気も少なく、よい天候のもと健全なブドウが収穫できた。2018VINは、複雑味と構成力があり、力強くも繊細で見事な長い余韻を兼ね備えた素晴らしい出来栄え。

 
ヴィンテージ 2018
原産国 フランス
産地 アルザス
地域 アルザス
アペラシオン アルザス
生産者 ドメーヌ・ヴァインバック
容量 750ml
ぶどう品種 ピノ・グリ、ピノ・ブラン、オーセロワ
味わい 辛口
アルコール度数 13.0%
 
 
 1612年にカプチン派(キャプサン派)の修道僧たちによって設立されたドメーヌで、醸造所はアルザスで最も有名なグラン クリュ畑のシュロスベルク(城山)の丘の麓にあります。ドメーヌ名のヴァインバックとは「ワインの小川」という意味で、畑の中を流れる小川(Bach)に由来します。
 1898年にファレール家の所有となりました。2代目にあたるテオ ファレールが亡くなった後、コレット夫人とその娘のカトリーヌとローランスが引き継ぎました。現在は長女のカトリーヌと息子のエディーとテオの3人でドメーヌを運営しています。ナチュラルな果実味と繊細な味わいで、『クラスマン』で3ツ星、『ワイン・アドヴォケイト』で5ツ星と、ともに最高ランクに評価されています。

 

 
 畑では1998年から一部ビオディナミを導入し、2005年ヴィンテージから全面実施しています。栽培面では自身のドメーヌの有機栽培のブドウを100%使用。除草剤、化学農薬、浸透性農薬は一切使用していません。アルザスの認定産量を大幅に下回る産量に抑え、最適な熟成時期に手摘みで収穫。辛口ワインでもボトリティス菌が付くことで、ワインの香りの複雑さや骨格が強化されています。醸造面では、継続的に注意を払いつつも、介入は最低限に抑え、個々のブドウやテロワールの表現を最優先。やさしくゆっくり圧搾し、1,500~6,000リットルのオーク古樽で発酵。ゆっくりと長く発酵させることでワインの複雑味や深みが増すため、天然イーストのみを使用しています。