2021 クロ・ド・ラ・クーレ・ド・セラン
ニコラ・ジョリー


Clos de la Coulee de Serrant
Nicolas Jory

ビオディナミの伝道師と言われるニコラ ジョリーのドメーヌ。1980年に部分的に、1984年からは全ての畑にビオディナミ導入。2002年から娘のヴィルジニーも加わりワイン造りを行っています。
1130年にシトー派修道院によって拓かれた由緒あるブドウ畑。7haの全てをジョリー家が単独所有。栽培、収穫はすべて馬と手作業で行なわれます。平均樹齢40年。規定の約半分の18-25hl/haの低収量。

熟した果実、ドライフルーツ、カリンのようなニュアンス、もう一口飲みたくなるようなミネラルを思わせる味わい。和食との相性がいいワインです。数時間前、前日抜栓、もしくはデキャンタするのがオススメです。

ヴィンテージ 2021
原産国 フランス
産地 ロワール
地域 アンジュ・ソミュール
アペラシオン クレ・ド・セラン
生産者 ニコラ・ジョリー
容量 750ml
ぶどう品種 シュナン・ブラン100%
味わい 辛口
アルコール度数 14.0%
 
 

 
 クレ・ド・セランは1130年にシトー派修道院により植えられた由緒ある葡萄畑で、現在はジョリー家が所有しています。この名醸畑はロワール川に張り出した険しい傾斜地にあり、栽培・収穫はすべて馬と手作業で行われています。そのワインはブルボン王家の時代から名高く、ルイ11世、ルイ14世がわざわざこの畑を訪れたといわれています。また美食の大家キュルノンスキーは「イケムと並ぶフランス5大白ワインのひとつ」と称えています。
 現在の当主であるニコラ・ジョリー氏は、1977年にニューヨークの銀行家としての生活から、母親の経営するワイナリーに戻りました。当初は農薬を使用していましたが、「ビオディナミ」と出会い、1980年から部分的に、1984年からすべての畑に導入しています。
 テクノロジーやテクニックに依存し、画一されたワインの氾濫を憂いたジョリー氏は、「おいしいワインである前に、その土地固有の繊細さを表現した本物のワインでなくてはならない。」というAOC(原産地呼称統制)法の原点への回帰を提唱しています。現在は世界中で栽培者への啓蒙や講演活動を行い、「ビオディナミの伝道師」とも呼ばれています。

 
2002年から娘のヴィルジニーもワイナリーに参加。近年、息子のヴァンサンも加わり、家族でニコラの意思を引継いでいます。