2015 レスプリ・ド・シュヴァリエ・ブラン


L'esprit de Chevalier Blanc

ドメーヌ・ド・シュヴァリエのセカンドワイン。この醸造元は赤、白共に名声が高く生産量も少ないため手に入れにくく、ファーストのワインのイメージを引き継ぐエレガントなワインです。

桃や柑橘系のアロマに、僅かにスモーキーなニュアンス。芳醇で豊かな果実味の凝縮感もあり、非常にエレガントな味わい。

 

ヴィンテージ 2015
原産国 フランス
産地 ボルドー
地域 グラーヴ
アペラシオン ペサック・レオニャン
格付 セカンド・ワイン
生産者 ドメーヌ ・ド・シュヴァリエ
容量 750ml
ぶどう品種 ソーヴィニョン・ブラン、セミヨン
味わい 辛口
アルコール度数 13.5%

グラーヴ地区レオニャン村に60ha所有。グラーヴ地区では、赤・白の両方のワインが造られているのが特徴で、ドメーヌ・ド・シュヴァリエの赤は、ぺサック レオニャンのアペラシオンの花形の赤ワインで、白に関しても偉大な白ワインとして世界的にも認められ、赤と白とも名声の高いワインを造り出しています。1983年にボルドーでグランヴァンを扱うネゴシアンであるベルナール家の所有。エレガントで複雑な風味が魅力的なワインです。
 

 
ペサック・レオニャンの森に囲まれたドメーヌ・ド・シュヴァリエ。「騎士」という意味の「シュヴァリエ」が名前についているのは、このドメーヌがスペインの巡礼地、サンティアゴ・デ・コンポステーラまでの通り道にあり、それを守る騎士という意味で付けられたと言われています。17世紀の資料にはすでに、この地にブドウ畑や醸造施設などがあったことが記されています。1865年~1983年の間、リカー家が所有し、5代に渡って引き継がれました。2代目のジャン・リカー氏は土地の良さを見抜き、畑を拡大し、3代目のガブリエル・ボーマルタン氏は、ドメーヌ・ド・シュヴァリエの知名度の向上に力を注ぎ、 グラーヴ地区の中で最も評価の高いシャトーの一つと言われるようになりました。1881年のボルドー・エ・セ・ヴァン誌には、「このシャトーのワインの上品さはブドウ畑によってもたらされ、ブドウ畑は美しい色のワインを作らせる」と記されています。リカー家4代目、ジャン・リカー氏は先代が維持してきた品質を守り、1940年代に数々の素晴らしいヴィンテージを生み出しました。5代目のクロード・リカー氏は、新しい醸造設備の導入、収穫時の選果を徹底させ、1957年からは赤ワインのマロラクティック発酵を採用。また、ボルドー大学のエミール・ペイノー教授の協力を得て、白ワインの品質を向上させることにも成功しました。
 
1983年、蒸留酒製造企業を所有していたベルナール家がドメーヌを買収。責任者となったオリヴィエ・ベルナール氏は、先代のクロード・リカー氏と一緒にワイン造りに携わっています。「何もしないことは、何かをすることより難しい。自然を尊重すれば、自然の連鎖、節理で果実は繊細かつエレガントになる」とオリヴィエ・ベルナール氏は語っており、あくまで自然に任せたワイン造りを行っています。1990年代に入ってから、 そのクオリティにはますます注目が集まっており、現在ではシャトー・オー・ブリオン、シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオンに次ぎ、グラーヴのトップ2~3に入る優良ドメーヌとなりました。