2005 シャトー・レオヴィル・バルトン


Chateau Leoville-Barton

ラス・カーズ侯爵のレオヴィル畑の一部を1821年にバルトン氏が買収。バルトン一族は、1855年の格付け以来、変わらず同じシャトーを所有する所有者の中では最も古い家系。伝統的な醸造法で発酵も木樽で行います。

火を通した果実のような甘さを感じる果実味にハーブのニュアンスがありますが、いきいきとした長い余韻が感じられます。力強さと繊細さを兼ね備えた名酒。

ヴィンテージ 2005
原産国 フランス
産地 ボルドー
地域 メドック
アペラシオン サンジュリアン
格付 第二級
生産者 シャトー・レオヴィル・バルトン
容量 750ml
ぶどう品種 カベルネ・ソーヴィニョン73%、メルロー26%、カベルネ・フラン1%
味わい フルボディ
アルコール度数 13.0%
ワインアドヴォケイト  94
ワインスペクテーター  96


 
メドック格付け第2級のレオヴィル・ラス・カーズ、レオヴィル・ポワフェレ、レオヴィル・バルトンという3つのシャトーはかつて1つの領地でしたが、1826年にワイン商人のヒュー・バルトン氏がその一部の畑を購入、現在のレオヴィル・バルトンが誕生しました。レオヴィル・バルトンはシャトーを所有していない為、醸造は同じくバルトン家が所有する隣のシャトー、ランゴア・バルトンで行われています。

1854年ヒュー氏の没後も代々シャトーを所有し続けたバルトン家。1924年、シャトーを引き継いだロナルド・バルトン氏は戦争により一度はフランスを離れますが、1945年の終戦と共に再びフランスへ戻り、本格的なワイン造りを開始しました。1983年、シャトーを引き継いだロナルド氏の甥であるアントニー氏は、徐々に醸造設備を整え、温度管理に至るまで注意を払った最新の醸造技術を取り入れて、品質の向上を目指しました。その結果、アントニー氏は2007年デキャンタ誌のマン・オブ・ザ・イヤーにも選ばれています。