Domaine Anne Francoise Gros

ドメーヌ・アンヌ・フランソワーズ・グロ

フランス:ブルゴーニュ

 

150余年の歴史を誇るヴォーヌ・ロマネの名門

 アンヌ・フランソワーズは、ヴォーヌ・ロマネ村の名門グロ家のジャンとジャニーズ夫妻の長女として生まれる。1996年ジャンの引退にともないジャン・グロのドメーヌはミシェル(長男)、ベルナール(次男)、アンヌ・フランソワーズら3人の子供達に分割し相続することになった。
 
 1988年、アンヌ・フランソワーズとポマールのバラン家の13代目のフランソワ・パランが結婚し、それぞれの所有する畑を合わせ10.1ヘクタール分の葡萄の共同栽培を始め、ドメーヌ・アンヌ・フランソワーズ・グロが誕生しました。現在では息子のマティアスと娘のカロリーヌがドメーヌを担っています。
 

 

Blanc
2020 ボーヌ PC  レ・モントルヴノ・ブラン
¥16,800
 
Rouge
2020 ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
¥6,510  品切中
2017 ポマール PC  レ・ペズロル
¥12,600  品切中
2019 シャンボール・ミュジニー
¥15,200  品切中
2019 ヴォーヌ・ロマネ レ・シャランダン
¥15,200  品切中
2017 ヴォーヌ・ロマネ オー・レア
¥10,500  品切中
2017 エシェゾー
¥41,400  品切中
2013 リシュブール
¥71,900  品切中

 
醸造設備について
 かつて醸造設備はヴォーヌとポマールに分散していたが1997年にボーヌ中心部集約。⇒ どの畑からも保冷トラックと高速道路を使えば30分以内に運べる好立地。『醸造設備やセラーは清潔であるべき』というフランソワ・パランのポリシーから畑作業のができるようになった。トラクターや備品類は全て畑近くで保管・管理。 2008年には冷房施設を一新する等、大規模改装を行い醸造〜保管までの一括管理 
 
収穫〜醸造
 収穫されたブドウは100%除梗され、コンクリート・タンクとステンレス・タンクを併用し醗酵・醸しを行う。その後地下の熟成庫へはワインへのストレスを避けるためポンプを 使わずグラヴィティ(重力)で移動させる。樽熟成は村名・1級畑で約18ヶ月間(新樽比 率50〜70%)、特級畑は約18ヶ月間(新樽比率100%) 
 
ワイン造りへの想い
 40年近いキャリアの中で“一度も同じ醸造をした事がない”とパランは語る。上品で繊細なピノの特性を活かすために年毎に「果実味」「気候」のどちらに特徴付け 、表現するかに腐心しておりラベルのイラストモチーフの様に『華やかさよりもバランス 、アロマが際立ったやさしくシルキー』なワイン造りを目指している。
 

ドメーヌ設立の1988年、ラベルにはアンヌ・フランソワーズの頭文字しか入れていませんでした。何故なら当時は当主=女性という情報がうたい文句になるようなポイントではなかったからである。ただし当時のラベルは女性の顔のところに葡萄の房があった。ラベルの変更を思い立ったのは、当ドメーヌ(〜96年ポマール、97年以降はボーヌが拠点)とヴォーヌ・ロマネ村の従妹、ドメーヌ・アンヌ&フランソワ・グロ(当主アンヌ・グロ) について、顧客も配送業者も大混乱していた事に加え、93年にアンヌ・グロがラベルに葡萄の絵を入れても良いかと尋ねてきたからである。
 ある日、イタリアでサンギーヌ技法(赤系色のチョークタッチ)で描かれた 人物画のワインラベルをショップで偶然見かけ、一番印象に残った事がラベルに人物画をデザインする決意をさせた。数日後、ボーヌで開催される絵画展の招待状が偶然目に止まり、そこでサンギーヌの人物画家であるマリ・ポール・ドヴィール・シャブロールと親しくなり、各テロワールの特徴と私の愛娘、カロリーヌとロザリーの表情を元にデザイン画を共同で考案した。
 私達が造るブルゴーニュの偉大さ、クラシックさ、エレガントさが ラベルに映し出されていると確信している。現在、ラベルが有名になり美術書に掲載されたり、ワインコレクターで「全ての顔を揃えたい」と言われるほど好評を博している事は、本当に名誉だと感じている。