2016 バローロ ブリッコリーナ
リヴェット


Barolo Briccolina
Rivetto

畑は標高340mにある粘土質と石灰質の入り混じった泥灰土を多く含む亜アルカリ土質、醸造は天然酵母を使用し(スパークリングのみ培養酵母)、発酵はピラミッド型のコンクリートタンクで2カ月のマセラシオンの後、15hlのオーク樽(スロヴェニア、オーストリア)で2年間熟成。瓶熟2年。

オレンジがかった鮮やかなルビーレッド、花やスパイスのブーケ。ドライでエレガント。デリケートなタンニンを持ち、長期熟成に適した骨格を持つ、落ち着いた味わい。

 
ヴィンテージ 2016
原産国 イタリア
産地 ピエモンテ
地域 バローロ 
アペラシオン バローロ 
生産者 リヴェット
容量 750ml
ぶどう品種 ネッビオーロ100%
味わい フルボディ
アルコール度数 14.5%
 
 
 

バローロ、バルバレスコでデメターの認証を初取得

 
ビオディナミ農法が最もその土地の土壌をを活性化させる手法であると確信し、2009年から有機栽培に取り組み、2016年EUオーガニック認証を取得、2019年よりバローロ、バルバレスコの生産者としてはイタリアで初めてDEMETERの認証を獲得しました。
ワイナリーは、シニオとセラルンガ・ダルバの丘の間にあるランガ・デル・バローロの農園、リラーノにあります。
 

 
リヴェットでは、ブドウの生産量を上げることよりも、人間と自然の共生に注力。ブドウ畑は列の間に、シデ、月桂樹、フジウツギ、ツクバネウツギ、ライラック等のハーブを生垣で栽培し、自然の抗菌エッセンスでハダニ等害虫から守っています。また、本来はブドウを植えられる場所にローズマリー、とうもろこし、小麦、ヘーゼルナッツ等で森を作り、動物を飼育。穀物を食べた動物の排泄物を干し草やブドウの皮などと混ぜ、2年間熟成させて独自の堆肥を生産、ブドウ畑に撒くことにより1つの生態系サイクルを造り出しました。さらに、雨や湧き水からできた、植物や特定のバクテリアが生息する湖の純度の高い水をろ過し、畑に使っています。その結果、飛躍的に土壌が良くなり、品質の高いブドウ栽培を実現させました。
 

 
醸造は天然酵母を使用し(スパークリングのみ培養酵母)、発酵はピラミッド型のコンクリート発酵タンク、また一部ワイン(ネッビオーロダルバ)はアンフォラで発酵熟成させています。その結果、素材の味を最大限に表現したクリアで瑞々しく体に染み入る味わいで、現行VTのバローロでも、抜染後から驚くほど香り高く、優しい味わいを楽しむことができます。