Ramaz Nikoladze

ラマズ・ニコラゼ

ジョージア:イメレティ

ジョージアのクヴェヴリワイン生産者達の顔役的存在

 ニコラゼ家のマラニ(ワイナリーのこと)は、西ジョージアにあるイメレティ地方はナフシルゲレ村にある。20世紀初頭に現当主ラマズ・ニコラゼの曾祖父が約10haの葡萄畑で醸造所を設立したが、ソビエト連邦に没収された。その後は自家消費用の葡萄畑0.8haの収穫を、庭に埋めたクヴェヴリで醸造していた。2004年にラマズがスローフード協会に、ジョージアの伝統的醸造法を守る生産者として紹介されたことがきっかけとなって、2007年に「ニコラゼエビス・マラニNikoladzeebis marani」を設立。イメレティ地方の亜熱帯湿潤気候の重い粘土質土壌で、地場品種のツィツカとツォリコウリ等を栽培している。2010年に有機栽培と伝統的醸造をモットーにするワイン生産者団体「クヴェヴリワイン協会」を同志達と設立。2015年に新たに0.8haの葡萄畑を購入し、それまで屋外にあったマラニを屋内に移した。近年はティエリー・ピュズラなどフランスのヴァン・ナチュールの生産者達と交流が深い。ジョージアのクヴェヴリワイン生産者達の顔役的存在。

 ブドウ畑では、有機農業規格で使用が許される農薬(銅と硫黄)のみを使用。発酵や保管はクヴェヴリで行われ、その過程で添加物は一切使用しません。発酵の工程として、ツィツカは果汁のフリーランのみ、ツォリコウリは果汁に種子と果皮も含めて発酵させます。マセレーションは2~6か月間行います。
 
 スローフード運動のサポートとして、ニコラゼは他の10名の小さなオーガニックワインメーカーと共に「クヴェブリワイン協会」を創立し、そのブドウ畑とマラニに対する行動規則は、クヴェヴリワイン協会のマニフェスト(規定)に定められている。

輸入元(ラシーヌ)資料より

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