2019 ポルセレインベルグ
ポルセレインベルグ


Porseleinberg
Porseleinberg

コンクリートタンクにて足踏みにより自然発酵を促し、ポンピングオーバーを最小限にする代わりに、上から網で抑えて果帽を浮かび上がらせないことで抽出を促す「サブマージド・キャップ」を採用。ミッドパレットの肉付きがよく、ポルセレインベルグの代名詞であるきめ細かいビロードのようなタンニンに厚みが加わっています。アロマは非常に複雑で深淵。そして味わいはエレガントさとピュアさもそのままに、ミネラルとフィネス、旨味が豊かで、見事なまでの妖艶さを湛えています。

ヴィンテージ情報
7月から9月の最適な時期に415mmの雨が降り、均一で良好な芽吹きを迎えることができました。その後生育期は涼しく、収穫までの降雨量はわずか32mmと乾燥しており、完璧と言えるほどの凝縮した素晴らしい結実を迎えました。

ヴィンテージ 2019
原産国 南アフリカ
産地 スワートランド
地域 スワートランド
アペラシオン スワートランド
生産者 ポルセレインベルグ
容量 750ml
ぶどう品種 シラー
味わい フルボディ
アルコール度数 13.5%

 
『スワートランド・インディペンデント・プロデューサーズ』 の主要メンバーであり、仲間から”レジェンド”と呼ばれているカリー・ロウ氏によって2009年に 設立されたワイナリーで、名実ともにスワートランドのワイン界において特別な存在の生産者です。手掛けるキュヴェは1種類のみという見事な潔さで、スワートランドの丘陵地にある畑で育ったシラーのみを用いて造られており、その丘の名前 「ポルセレインベルグ」 をワイナリー名とキュヴェ名に冠しています。2010年がファースト・ヴィンテージでしたが、その洗練されていて重厚感のある唯一無二のシラーは、リリース直後から南アフリカ国内のみならず国際的に非常に高い評価を受け、瞬く間にファン垂涎のカルト的人気のワインとなりました。伝統的なアプローチを用いて野生酵母により全房発酵させ、じっくりと樽熟成と瓶熟成を経たボトルは、永久に飲み頃を保持しそうなほどの美しい酸を湛え滋味深さを持っています。また当主のロウ氏は大変な拘り屋で、凹凸のあるエンボス加工が施された光沢のある純白のラベルは、ドイツのハイデルベルグ社製の約100年前の活版 印刷機を用いて自らが一枚一枚刻印したもので、磁器をイメージしてデザインされています。