2018 ゲヴュルツトラミネール・マセラシオン サン・シュルフィト・アジュテ
ピエール・フリック


Gewurztraminer Macération sans sulfite ajouté

Pierre Frick

丘の頂上に位置する、ロット・ミュルレの区画は日照時間も多く、果実も熟しやすい。黄金に近いオレンジ色。柑橘類の花、赤い果実、シナモン、バニラ、生姜の香り。余韻は長く、胡椒やラム酒、バラやオレンジのジャムが感じられる。
 
7日間全房マセレーション、16日間アルコール発酵、オークのフードル(120年以上経過)で7ヶ月間熟成

 
ヴィンテージ 2018
原産国 フランス
産地 アルザス
地域 アルザス
アペラシオン アルザス
生産者 ピエール・フリック
オレンジ
容量 750ml
ぶどう品種 ゲヴュルツトラミネール
味わい 辛口
 
 
 

1970年にビオロジック、1981年にビオディナミを開始した、アルザス有機農法の先駆者。当主ジャン・ピエールは、コルマールの南、ファッフェンハイム村にあるブドウ農家の12代目。長年の真摯なビオディナミ栽培により力強さを備えたブドウ樹には生命力が吹き込まれ、近年はボルドー液の使用も大幅に低減した。12haの自社畑の一部は、 ブルゴーニュと同じジュラ紀ドッガー時代(バトニアン期、バジョシアン期を含む)の魚卵状石灰岩も豊富。醸造時は、白品種も全て全房でプレスし、100年以上使い続ける 30hlのフードル(大樽)で熟成。1988年以来、補糖を一度も行っていない。複数ある亜硫酸無添加キュヴェには立体感ある舌ざわりがともない、触覚的なテクスチュアが現れる。信条は、「ブドウの樹は、天と地をつなぐ架け橋。ワインの本質とは審美的なものであり、それは芸術の一分野を占めている。ワインは自然への愛と、畏怖の念が刻印されるべきものである」。