Occidental

オクシデンタル

アメリカ:カリフォルニア

「カリフォルニア・シャルドネの王」スティーヴ・キスラー氏が始めた新たなプロジェクト、オクシデンタル。彼らが造るピノ・ノワールは、ブルゴーニュ愛好家を虜にしてしまう程の高貴な味わいとして、世界的評論家であるロバート・パーカー氏やアントニオ・ガローニ氏らが絶賛。上級キュヴェは、ブルゴーニュの特級畑にも比肩すると称されています。
 

 
ブルゴーニュのグラン・クリュをも凌駕する、世界最高峰のシャルドネと称えられるキスラー・ヴィンヤーズ。このキスラー・ヴィンヤーズを設立した1978年当時から実に35年の時をかけ、創設者のスティーヴ・キスラー氏が取り組むプロジェクトこそ、オクシデンタルです。家族のプロジェクトとしての想い入れも強く、時間をかけながら、キスラーとは異なる沿岸部の気候と畑の特徴を表現したワインを手掛けています。
 

 
オクシデンタルは、海岸に面したソノマ・コースト、ボデガ・ヘッドランズとオクシデンタル・ステーションという、キスラーの所有する畑が位置する中で最も冷涼な地域のブドウを用いて造られます。
 
オクシデンタルでは、1haあたり約30hl以下とブルゴーニュのグラン・クリュ並みに収量を絞り、果実を均一に成熟させるために生育期中に2~3回、さらに収穫前に房を間引きしています。 収穫のタイミングは、ブドウの風味、pH値、総酸度に基づいて決定され、可能な限りフレッシュさと力強さを保つようにします。
収穫はすべて果実が最高のコンディションにある夜間にナイト・ハーヴェストを行い、約10~13℃に保ったままワイナリーへ搬送。丁寧な選果は、ブドウの成熟度や大きさにばらつきが見られる区画では、収量の20~30%のみしか使用しないこともあるほどの徹底ぶりです。
 

 
収穫したブドウの大部分は破砕せずに房ごと発酵槽へ投入します。優しく絞り出されたフリーランは天然酵母により発酵。穏やかに抽出を行うため、工程中は温度を約30℃以下に保ち、ピジャージュの回数は最小限に抑えます。アルコール発酵終了後、ワインは新樽率25%のフレンチオークを使用し、地下にある涼しいセラーで静置。約5ヶ月間のマロラクティック発酵後、澱引きは極力行わず熟成させ、無ろ過で瓶詰めを行います。

Rouge
2021 フリーストーン・オクシデンタル・ピノ・ノワール
¥12,700