Giacomo Conterno
ジャコモ・コンテルノ
イタリア:ピエモンテ
バローロの最高峰ワイナリー
言わずと知れたバローロの最高峰生産者に名を連ねる生産者です。彼らが手掛けるトップキュヴェ、バローロ・リゼルヴァ・モンフォルティーノはワイン・アドヴォケイトにおいて、2000年以降幾度も100点を獲得しており、その圧倒的な完成度のバローロは、伝説的な存在として讃えられています。

ジャコモ・コンテルノはバローロ南東部モンフォルテ・ダルバを拠点とし、セッラルンガ・ダルバに位置するチェレッタ、カッシーナ・フランチャ、アリオネの3つの畑を所有しています。セッラルンガ・ダルバといえば、バローロの中でも特に長期熟成能力の高いワインを生み出す産地。南北に細長く連なる山脈の裾野に、鉄分を多く含む重く赤みを帯びた土壌を備えたブドウ畑が広がっています。
その個性的な味わいと共にセッラルンガ・ダルバを有名にしているのが著名な畑の数々。こちらのジャコモ・コンテルノを始め、錚々たる大御所生産者の自社畑が、小さな谷を隔てて数珠繋ぎに連なっているのです。綺羅星の如き畑が立ち並ぶ素晴らしいテロワールで、良年にのみ生産されるトップ・キュヴェの「バローロ・リゼルヴァ・モンフォルティーノ」や単一畑の「バローロ・フランチャ」「バローロ・アリオネ」など、年間約60,000本を生産しています。



すべて野生の酵母や乳酸菌を用いて行われる発酵やマロラクティック発酵は、3~4週間と長い時間をかけて行われています。樽からの影響を極力避けるため、スラヴォニアオークやオーストリアオークの大樽を使用し、中には50年もの長きに亘り使用を続けている古樽も含まれます。その後、専用のステンレスタンクで最大1日かけてゆっくりと澱抜きし、清澄と濾過はせずに瓶詰めします。
また、ジャコモ・コンテルノはコルクの品質にも並々ならぬ注意を払い、すべて使用されるコルクは専門チームの鼻で事前に検品されたもののみを使う他、外観、香り、味わいにおいてワインの個性を最大限に活かせるよう考案されたグラス、センサリーを開発するなど、ワイン造りの基礎においては伝統を貫き、それを取り巻く環境で先進的なアプローチを行っているのです。