2017 モレ・サン・ドニ・ブラン レ・ラレ
フレデリック・マニャン


Morey Saint Denis Blanc Les Larrets
Frederic Magnien

グラン・クリュ「クロ・デ・ランブレイ」の西隣。標高320mの0.5haの畑。地中浅いところに石灰岩盤があり、地表を砂利が被う。平均樹齢30年のシャルドネが50%。その他ピノ・ブラン25%とピノ・ブーロが混植されている。シャルドネがベストのタイミングで全品種一緒に収穫して一緒に発酵。マセラシオンは24時間。自然酵母で発酵。12ヶ月樽熟成してからアッサンブラージュ。

 
ヴィンテージ 2017
原産国 フランス
産地 ブルゴーニュ
地域 コート・ド・ニュイ
アペラシオン モレ・サン・ドニ
生産者 フレデリック・マニャン
容量 750ml
ぶどう品種 シャルドネ、ピノ・ブラン、ピノ・ブーロ
味わい 辛口
アルコール度数 13.0%

 
現在では、ミッシェル氏の息子フレデリック氏が運営を任され、マニャン家5代目当主として、特級畑、一級畑を含む高品質なワインを造り出しています。フレデリック氏は1995年、自分の理想のワインを造るため、 父が造り上げたドメーヌスタイルではなく、敢えてネゴシアンという立場を取って、自身のワインを造り始めました。 フレデリック氏が自分のワインを、しかもネゴシアンワインを造ろうと決心した大きな理由は、ブルゴーニュという特殊な土地において、生産者の趣向や時々のトレンドを追うものではなく、異なるテロワールの個性が自然な形で引き出されているワインを造りたかったから。畑は所有していないものの、自身でブドウ耕作会社を設立、契約した畑でのブドウ栽培を、自身を含めた自前のスタッフで行うようにし、限りなくドメーヌに近いネゴシアンとして独自のスタイルを確立しています。
 
彼は、ワイン造りを始めるやいなや、たちまち「若き新星」「新しいスタイルを確立した異端児」などと称され、近年ワイン評価誌においても高い評価を得ました。2012年版のベタンヌ・ドゥソーブ両氏のワインガイドでは、ネゴシアンとしては最高評価のBDマーク4つを獲得しています。
 

 
ワイン造りは基本的に有機農法や太陰有機法(Bio-Lunaire)に則って行われており、無農薬、有機栽培はもちろん、月の運動によりブドウ畑の作業を規定しています。2008年から以降は完全に有機農法となり、 2012年ヴィンテージからはエコセールの資格も取得しました。ラベルにデザインされた「太陽と月と地球」は「自然の力」を表現しており、「ワイン造りは自然の流れと共にあるべき」というの基本理念を表しています。