2018 マラスピエドラス・リオハ
エル・モソ・ワインズ


Malaspiedras

El Mozo Wines

ブルゴーニュにおけるビオの先駆け、伝説の醸造家ルネ・アンジェルのヴォーヌ・ロマネを彷彿させるシルクのようにデリケートで柔らかいミネラル、複雑さと深遠さを併せ持つワイン。
 
標高560mにある El Plano、Balondo、Vasconegro、Anagorioという、樹齢の高い4区画の畑。ビオロジック栽培、品種ごとに分けて醸造。一部は徐梗せず、開放式の小さなタンクで自然酵母による醗酵後、フレンチ、アメリカン、ハンガリーの樽(300L&500L)でシュール・リーで6~8ヶ月間熟成。
 
ブラックベリーやスパイス、スミレ、チョーク系のミネラルの豊かな香り、滑らかなアタックで、フレッシュかつ複雑さと深遠さが感じられる味わい。
 
ヴィンテージ 2018
原産国 スペイン
産地 アラバ
地域 リオハ
アペラシオン リオハ
生産者 エル・モソ・ワインズ
容量 750ml
ぶどう品種 テンプラニーニョ99%、(ヴィウラ、アルヴァジア)1%
味わい ミディアムボディ
アルコール度数 13.5%
 
 
ビオ栽培、SO2ごく少量(Free 0-20gr/L)で表現する、次世代リオハのトップ・ドメーヌ筆頭株「エル・モソ・ワインズ」。バスクの小さな港町ゲタリアにある3ツ星「エルカノ」御用達、「世界のベストレストラン50」で2013年度、2015年度と第1位に輝いたカタルーニャ州の3ツ星「エル・セレール・デ・カン・ロカ」もオンリストする、女性醸造家によるピュアで美しいリオハワインです。
 
エル・モソがあるのは、カンタブリア山系のひとつ、トローニョ山脈の麓、標高541mにあるランシエゴ村。ランシエゴ村はリオハ・アラベサ地区でも東側の内陸部にあり、北大西洋の冷涼な風に加えて、地中海からの暖かい風も入りこむ、北大西洋と地中海性2つの気候が交わり、独特のミクロクリマが生まれます。
 
 

新世代女性醸造家 イチャソ・コンパニョン

1980年、イチャソ・コンパニョンの祖父、セザリオ・コンパニョンによって創業されたワイナリー。2010年、叔父のアルベルトに次ぎ、父のフェリックスが亡くなり、ワイン造りを行う人がいなくなってしまったことから、バルセロナで映画の勉強をいていたイチャソが実家に戻り、100%ドメーヌとしてのワイン造りを始めました。
まずは父たちの伝統的なワイン造りを踏襲し、マセラシオン・カルボニック法でスタンダートキュヴェの「エリゴリア」を造り始めた。同時に、栽培面での改革に取り組み、オーガニック栽培を初め、フレッシュ&フルーティーな「エリゴリア」だけではなく、バスク・リオハの歴史的中心地、ランシエゴ村のテロワールを復活させるべく、区画毎のテロワールの個性を体現するワイン「マラスピエドラス」「コスモナウタ」を造り出して行きました。
 
 
バスク地方、リオハ・アラベサの伝統的主要産地であったランシエゴむらに受け継がれてきた畑、祖父が植えた80年前の古木も遺る畑は、まるで<自然に佇む美術館>のように美しく貴重で価値あるもの。それらを守ってゆくためにビオロジック栽培を始めた」というイチャソ。葡萄樹の仕立て方も、灌木の茂みに囲まれた土地に株仕立てで植える、リオハ古来の「エル・バソ」を取り入れています。