De Sousa

ド・スーザ

フランス:シャンパーニュ(コート・デ・ブラン:アヴィズ村)

 エペルネの南部、コート・デ・ブランの特級畑アヴィーズ村(Avize)の中心にカーヴを持つ家族経営のシャンパーニュ・メゾンです。3代目当主であるエリック・ド・スーザの祖父が設立しました。
 エリックは14歳の時から父親のもとでシャンパーニュ造りを学び、1986年に当主となり、急激に品質と評価を上昇させました。1999年からはじめたビオディナミ農法は、はれて20周年となりました。今後、さらに深みを増していく生産者です。
 

 
 シャルドネの銘醸地コート・デ・ブランの中でも、最も繊細なチョーク質土壌を持つアヴィーズ村(Avize)。土壌の20cm下のチョーク質の岩盤があります。さらにその堆積過程は他の村と異なり、この村の土壌でしか発見できない古代生物の化石もあります(これは、ド・スーザのモニュメントにもなっています)。この古代の化石なども含む繊細な土壌が、ぶどうにエレガントさとミネラル感を与えています。
 
 効率的な栽培のために使用される除草剤、殺虫剤、化学肥料などを一切使用せず、イラクサ、カモミール、西洋タンポポなどで作られた自家製の調合剤を散布します。また除草策の一つとして頻繁に土を耕します。それにより土に空気が送り込まれ、微生物がより活発となり、ビオディナミ農法が可能となります。微生物の活動が活性化された「生きた土壌」からは最高のぶどうがゆっくりと育っていきます。

 


 収穫は、ぶどうが完熟するまで待ちます。通常、酸度を重視するシャンパーニュでは早めに収穫を行いますが、ビオディナミ農法により、土中の岩盤に深く入り込んだ根がミネラルを吸収し、ワインにフレッシュさを与えることが出来る為、ド・スーザでは「完熟した香り豊かなぶどう」が収穫できるのです。

 平均樹齢45年、古いものでは50年~70年もの古木が栽培されています。通常と比べ、収量は約30%程度落ちますが、樹齢を重ねるごとに深く入り込んだ根は、様々な土壌成分を吸収し、熟度の高い、バランスの取れた高品質なぶどうが収穫できます。
「繊細でミネラルのある土壌」「生きた土壌を作りだすビオディナミ農法」「深く根を張った樹齢の高い樹」。この3つの相乗効果によってこそ、「完熟した果実の豊かな香り」「濃密な旨味」「柔らかな酸に輪郭を与える強靭なミネラル」が表現され、世界で選ばれるシャンパーニュ『ド・スーザ』が造り出されます。
 


 スタンダード・キュヴェ、レゼルヴについてはホウロウ加工された鉄製キューヴタンクで発酵・熟成します。キュヴェ・デ・コダリー、ミレジメにおいては、シャルドネは木樽で発酵、ピノ・ノワールは大樽で発酵させ、シュール・リーを行い、健全なぶどうの旨みを醸し出します。また、この木樽も、特級畑の区画ごとに、その村の森の樫の木で作った樽を使用して、より一層テロワールの表現を強めています(ぶどうを収穫した村の木材を使った樽)。
 
 
 

 
N.V. ド ・スーザ ブリュット・トラディション
¥8,600
N.V. ド ・スーザ ブリュット・ロゼ
¥9,900  品切中
N.V. ド ・スーザ ブリュット・レゼルヴ ブラン・ド ・ブラン
¥11,000