N.V. 周五郎
グレイスワイン


Shugoro
Grace Wine

日本固有の品種であるマスカットベーリーAと甲州を原料とし、醗酵途中にグレープスピリッツを添加した、酒精強化ワイン。3代目社主 三澤一雄が醸したワインから現在のワインまで、ソレラシステムによって継ぎ足しをしながら造っている家族の伝統ワインであり、4年以上の樽熟成により醸し出される深い味わいと、ブドウの自然な甘さが特徴。
作家の山本周五郎に「これまで飲んだ和製ブドー酒のどれにも似ない、これぞワインだ」と絶賛され、長く愛飲されたことから、『周五郎のヴァン』と名付けました。ラベルの題字は氏の直筆。グレイスワイン唯一の甘口ワインです。
 
縁にオレンジ色を帯びたガーネット色、落ち着いた色調。香りのボリュームは大きく、複雑で、干しイチヂク、レーズン、ドライフラワー、ビターチョコレートなど熟成香が混然と立ち上がる。まろやかな口当たり。香りの印象のまま、ほどよく残糖のある味わいへと続き、芳醇な香りと長い余韻を楽しめるユニークな個性を持つ酒精強化ワイン。

ヴィンテージ N.V.
原産国 日本
産地 山梨県
生産者 グレイスワイン
容量 750ml
ぶどう品種 マスカット・ベリーA、甲州
味わい 甘口
アルコール度数 16.0%
 
酒精強化ワイン

 「ブドウ郷」として名高い山梨県勝沼町にて、4代目当主、三沢茂計氏を先頭に、「甲州種から世界に通用する品質の白ワインを造りたい」と、葡萄栽培からの醸造へと真摯に取り組んでいるワイナリーです。
 創業は1923年で、’90年からカベルネ・ソービニョンとシャルドネの垣根式栽培に取り組み、その後、メルローやプティ・ヴェルド、ピノ・ノワールなどの栽培へと畑を拡張。 ’02年ビンテージからは、勝沼の鳥居平地区で栽培された「甲州」だけを使用したワイン造りに取り組み、葡萄果実が持つ本来の自然な味わい、土壌の特徴が反映されるクリーンでピュアなワインを造り出しています。
 

 
現場では、三澤茂計氏の長女である三澤彩奈女史が、ボルドー大学醸造学部、南アフリカのステレンボッシュ大学院で学び、帰国後、2008年より栽培醸造責任者を務めています。