2014 リースリング アイスワイン
エロイカ


Riesling Ice Wine
Eroica

ぶどうが健全に育ち、収穫期(10月末)の最低気温が-10度と、凍結に理想的な気候に恵まれた年(ワイナリーの45年の歴史の中で6回だけ)に生産。深夜2時から6時にかけて、手摘みで収穫されたぶどうはすぐにプレスされ、高い糖分を含んだ果汁が抽出されます。8週間かけてゆっくりと醗酵し、アプリコットや蜂蜜を思わせる、エキゾチックで官能的、リッチで凝縮感のある品種香とフレーバーが表現されまる。
 

ホース・ヘヴン・ヴィンヤード
(ホース・ヘヴン・ヒルズAVA)
コロンビア・リヴァーに面した、南向きの緩やかな傾斜。火山由来の岩がちの土壌と、少雨のミクロクリマで、灌漑により効率的なぶどう栽培がなされる。上品さを具えたワインを生み出す。
アルコール度数 7.5% 酸度:9g/L 糖度:261g/L

 
ヴィンテージ 2014
原産国 アメリカ
産地 ワシントン
地域 コロンビア・ヴァレー
アペラシオン ホース・ヘヴン・ヒルズ
生産者 エロイカ
容量 375ml
ぶどう品種 リースリング
味わい 甘口
アルコール度数 8.0%

 ドイツ・モーゼルの優良生産者、ドクターローゼン醸造所と、歴史的にワシントン・リースリングのパイオニアとして走り続けてきたシャトー・サン・ミッシェルによるコラボレーション。

 200年以上の歴史を持つモーゼル・ローゼン家。1988年に当主になったエルンスト・ローゼン博士は伝統的な有機農法と醸造法を再び取り入れ、素晴らしいリースリングワインを生み出し、世界的に高い評価を集めてきました。「リースリング・ルネッサンス」の伝播のために、世界中を旅していたローゼン博士はアメリカでシャトー・サン・ミッシェルの「コールド・クリーク・リースリング」に出合い、その質の高さに衝撃を受けてすぐにシャトー・サン・ミッシェルに共同でリースリングワイン造りを行うことを提案。1999年、ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄(eroica)」に因んで名づけられた「エロイカ」が生まれ、伝統国とニューワールドの伝統と技術が融合したワインが造り出されています。

 設立当初、エロイカにはコールド・クリーク・ヴィンヤードのブドウが使われていましたが、現在はより酸味やミネラル感のあるワインを造るため、エヴァーグリーン・ヴィンヤードやホース・ヘヴン・ヴィンヤードなどより冷涼な土地のブドウを使用しています。また、冷涼な地域の畑に変えただけではなく、収量制限やキャノピーマネージメント(摘芯や除葉など)を行うなど、ローゼン博士とワインメーカーのボブ・バートゥ氏を中心によりより良いブドウを育てるための取り組みが行われています。醸造はシャトー・サン・ミッシェルがウッドヴィルに所有する白ワイン専用の醸造所を使用しています。