2019 アルザス・コンプランタシオン・ナチュール
マルセル・ダイズ


Alsace Complantation Nature
Marcel Deiss

通常のコンプランタシオンと違い、こちらはSO2不使用、ノンフィルターで造られる限定販売のナチュールワインです。
 
「辛口、複雑さ、普遍性」- ベルグハイム、ベンウィール、ベブランハイム、リボーヴィレの各村の計5haの畑より。アルザス13品種の混植・混醸(リースリング、ピノ・ノワール、ピノ・グリ、ピノ・ブラン、ピノ・オークセロワ、ピノ・ブーロ、ゲヴュルツトラミネール、トラミネール、ミュスカ、ミュスカ・ア・プティ・グラン、シルヴァネール、シャスラ、ローズ・ダルザス)。粘土石灰質土壌。収量45hl/ha。平均樹齢30年。

 
 
ヴィンテージ 2019
原産国 フランス
産地 アルザス
地域 アルザス
アペラシオン アルザス
生産者 マルセル・ダイズ
容量 750ml
ぶどう品種 ピノ・ブラン、リースリング、ゲヴュルツトラミネールが70%
ピノ・ノワール、ピノ・グリ、ミュスカ、シルヴァネールが30%
味わい 辛口
アルコール度数 14.0%
 
 
 
 

 
 「何かを良くしようと思ったら、それは愛によってのみ可能だ」。現代アルザスワインの頂点を極めるジャン・ミッシェル・ダイス。アルザスに初めて「テロワール」の概念を持ち込んで大論争を巻き起こし、遂にはAOC法の改正(ラベルに品種名を表記しなくてもよくなったこと等々)を成し遂げた、信念の男。現在も彼が昔から提唱する、畑の個性に基づく「プルミエクリュ」を実現させるべく運動を続けています。
 「ぶどうの樹は、自ら養分を求めて根を土中に伸ばします。この土中深くにあるものがその土地のテロワールです。ここは気候の影響もほとんど受けません。根が地表に留まると気候の影響をモロに受け、土地の個性は失われてしまいます。僕のワインは、例えば酷暑だった2003年も、濃さは例年と変わりませんでした。ビオディナミも、このテロワールを引き出すための手段に過ぎません。」
 「また今日、アルザスのほとんどの畑で同じクローンばかりが植えられるようになりました。その結果、どのワインを飲んでもクローンの個性の味しかしなくなりました。アルザスの土壌は、太古の地殻変動に由来する極めて複雑で多様なものです。個々の土地の強烈な個性をそのままワインに表現することが、僕の人生です」。