2019 モンラッシェ
ドメーヌ・ブシャール・ペール・エ・フィス


Montrachet Grand Cru
Domaine Bouchard Pere&Fils

文豪デュマが「脱帽し、ひざまずいて飲むべし」とたたえた世界最高峰の白。熟成させたいワインです。
 
1838年取得。畑の中央部、ピュリニー側の南端に位置しDRC所有の区画と隣接しています(0.89ha)。テロワールの個性を引き出すべく新樽比率は15%と控え目。

洗練された香りが複雑で、色とりどりのアロマに香ばしい香りがブレンドされる。力強さとしなやかさ、上品さの完璧なハーモニー。
 
ヴィンテージ情報
2019年は果実味、酸共に豊かで凝縮感のある質の高いヴィンテージ。黄金色で美しく、香りが豊かなフルボディ。それでいてグレープフルーツのようなほろ苦さを感じさせるのが特徴です。但し高温少雨により生産量は減少しました。ミルランダージュが発生したことにより、凝縮感が高まりつつも酸度の値も保たれ、高い次元でバランスの取れた出来となりました。醸造ではワインのフレッシュさとエアリー感を保つため、優しくプレスし低温で短めの発酵を行いました。

 
ヴィンテージ 2019
原産国 フランス
産地 ブルゴーニュ
地域 コート・ド・ボーヌ
アペラシオン モンラッシェ
生産者 ドメーヌ・ブシャール・ペール・エ・フィス
容量 750ml
ぶどう品種 シャルドネ
味わい 辛口
アルコール度数 14.0%
ジェームスサックリング  98
 
 
 
1731年創業、1775年にヴォルネーのカイユレ畑、タイユピエ畑などを取得しワイン造りを開始しました。1820年に、15世紀の要塞であるシャトー・ド・ボーヌを取得し瓶熟庫として利用しており、現在も19世紀のワイン約3000本が眠っています。1995年、シャンパーニュの老舗アンリオ家の故ジョゼフ・アンリオがオーナーになると、ワイン造りの全工程において徹底した品質改革が行われました。自社畑ブドウから造られるドメーヌワインと買いブドウからのネゴシアン部門がありますが、ドメーヌとしてのブシャールは、コート・ドールに約130ha(うちグランクリュ12ha、プルミエクリュ74ha)におよぶ優れた畑を所有するコート・ドール最大のドメーヌです。品質向上へのめざましい取組みにより、優れたテロワールの力が発揮され、国際的に高い評価を得ています。また、「幼子イエスのブドウ畑」の呼び名で有名な畑「ボーヌ・グレーヴ・ヴィーニュ・ド・ランファン・ジェズュ」の単独所有者としても知られています。