2017 ラトリシエール・シャンベルタン
ドメーヌ・カミュ・ペール・エ・フィス


Latriciere Chambertin

Domaine Camus Pere et Fils

リュット レゾネで栽培し、手摘み収穫。100%除梗し、タンクで発酵、18ヶ月樽熟成(新樽30%)。清澄もフィルターもせず、瓶詰めします。
赤い果実に森の下草、リコリスやトリュフのニュアンス。肉付きが良く豊満でシルキーなタンニン。熟成が楽しみなワイン。

 
ヴィンテージ 2017
原産国 フランス
産地 ブルゴーニュ
地域 コート・ド・ニュイ
アペラシオン ラトリシエール・シャンベルタン
生産者 ドメーヌ・カミュ・ペール・エ・フィス
容量 750ml
ぶどう品種 ピノ・ノワール
味わい フルボディ
アルコール度数 13.5%
 
農法:リュットレゾネ

ジュヴレ村最大の特級畑所有者

 1830年に設立されて以来現在3代目のドメーヌ・カミュは、積極的に特級畑の面積を増やし続けてきました。今では所有する16.8ヘクタールの畑のうち2/3が特級畑となり、ジュヴレ・シャンベルタン村で、最大の特級畑所有者です。その事は長期間蔵で熟成を重ね、価格を必要以上に引き上げる事なく供給することを可能にしました。高騰を続けるグラン・クリュをよそにドメーヌ・カミュはあくまでも飲み手の側に立ち、決して派手さはありませんが誠実な人柄が垣間見えます。現当主ユべール・カミュは、その人柄とジュヴレ・シャンベルタンを誰よりも知ることから 1981年~2004年の長期間、INAOの地域代表を務め、1993年にはBIBVの局長となるなど、地元民の人望も厚く、責任感の強い人物でもあります。
 

 
 ドメーヌ・カミュは今でも伝統的な醸造を続けています。それは同時にいたってシンプルであるとも言えます。「本来ワイン造りは自然な形で行われるべき。なぜならワインは葡萄と言う農産物からできるから、人が手を加えれば加えるほど、葡萄本来の深味や複雑味が失われてゆくからだよ。だから私の仕事は葡萄をしっかりと育てること。醸造は美味しいワインになるための最後の手助けだけだよ。」昔から使っているユべール・カミュお気に入りの人力のプレス機や年季の入ったセメント発酵槽の前で、ゆっくりと語るユべールの言葉には経験からくる重みすら感じます。
 

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