2013 ミュジニー ヴィエイユ・ヴィーニュ
ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ


Musigny Vieilles Vignes
Domaine Comte Georges de Vogue

シャンボル・ミュジニー村ミュジニー畑/グラン・クリュ(特級)7.2ha所有
ミュジニーの合計面積が10.7haのうち、モノポールのプティ・ミュジニーを含む7.2haを同家が所有。年産わずか3.5万本。
 
ブルゴーニュの赤の中でも最も洗練され、力強さをサテンのような滑らかさで包んだ、と言われるミュジニー。収穫量の少ない老樹から造られるずば抜けた偉大なワイン。
濃厚さや力強さとはベクトルを異にするエレガンスを極めた赤ワインで、このワインに熟成のピークで出会うことがあれば、その類い稀なる麗しさにしばし打ちのめされることになる。

ヴィンテージ 2013
原産国 フランス
産地 ブルゴーニュ
地域 コート・ド・ニュイ
アペラシオン ミュジニー
生産者 ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ
容量 750ml
ぶどう品種 ピノ・ノワール
味わい フルボディ
アルコール度数 12.5%
ワインスペクテーター  94〜96
ワインアドヴォケイト  95

 
ドメーヌの所有畑は婚姻や相続、交換、購入を経ながらも、創立以来5世紀に亘って途切れることなく同一家族に守られている。ドメーヌに名を冠するジョルジュ・ド・ヴォギュエ伯爵は、父アルチュール氏の逝去にともない1925年に家督を引き継いだ。以後50年以上に渡りドメーヌを運営し、今日の世界的な名声を確立した。1987年のジョルジュ氏の逝去後は、一人娘のエリザベート・ド・ラドゥセット男爵夫人が18代目を務める。所有は12.5ha。うちグラン・クリュが10ha。中でもミュジニーは7.2haと全体の3/4。古区画のプティ・ミュジニーはモノポール。年産わずか3.5万本を世界中の愛好家が分け合う。ドメーヌの評価は1970年代低下したこともあったが、1987年の当主交替の際にスタッフを一新し、かつての栄光を取り戻した。栽培責任者のブルゴーニュ氏、エノロジストのミエ氏、販売責任者のぺパン氏に分担が分かれ、それぞれが最高質のワイン造りという同じ目的を持って仕事に取り組んでいる。化学肥料は15年前より廃止。農薬はリュット・アンテグラルで対応、除草剤は2000年より全面廃止、鋤き入れを行なっている。2001年にはボンヌ・マールで試験的に馬による鋤き入れを採りいれてみた。エノロジストのミエ氏は自らを、「ブドウが楽器だとしたら、自分は個性をひき出す指揮者」と考えており、「ヴィンテージ毎に性格の異なる収穫に普遍的な醸造は有り得ない」と語る。