2018 シャブリ PC モンテ・ド・トネール
ドメーヌ・ウイリアム・フェーブル


Chablis 1er Cru Montee de Tonnerre
Domaine William Fevre

グラン・クリュのブランショに隣接する1級畑(43ha中1.6ha所有)で、フェーブル社の畑は、中でも最もブランショ寄りに位置しています。大きめの石灰石が多く表土は極めて浅い。その下にはキンメリジャンの岩盤が広がる。グランクリュのレクロとブランショの延長上に位置し、南+南東向きの最高の日照条件。樹齢45年と高く、強さとエレガンスを兼ね備える。表土が薄くキンメリジャン土壌が強いため純粋なミネラル感をたっぷり備え長期熟成によってその魅力が開花すると評されるワイン。
 
短時間プレス(1時間-2時間)し低温にて軽く清澄。 樽発酵30〜50%、ステンレス発酵50〜70%。13〜14ヶ月熟成(40〜50%は小樽で5〜6ヶ月熟成、残りの期間ステンレスタンクへ)
最初のアタックにまろやかな果実味を感じた後に穏やかな酸を感じます。マッシュルームのような香りが特徴的で、森のような香りや土っぽい香りも感じられます。
 

ヴィンテージ 2018
原産国 フランス
産地 ブルゴーニュ
地域 シャブリ
アペラシオン シャブリ・プルミエ・クリュ
生産者 ドメーヌ・ウイリアム・フェーブル
容量 750ml
ぶどう品種 シャルドネ
味わい 辛口
アルコール度数 13.0%
ワインアドヴォケイト  93
 

農法:ビオディナミ

 
1850年に設立され、現在の社名となっているウィリアム フェーブルが相続しました。氏は積極的に畑を買い増し拡張。うちグラン クリュが15.2ha、プルミエ クリュが15.9haを占め、最大のグランクリュ所有ドメーヌとなりました。比類ない銘醸畑から生まれるワインは極めて高い評価を得る一方でシャブリ全体の地位を守るための活動(新大陸ワインでの「シャブリ」名称乱用の撲滅、キンメリジャン土壌でない土地での「シャブリ」呼称使用への反対など)にも尽力しました。しかし跡継ぎのいない同氏がドメーヌを売却。1998年すでにブシャール社の改革を成功させていた、アンリオ家が獲得しました。アンリオが取得後、類いまれな畑の能力を最大限生かすため様々な改革を実施。当時まだ若手だった醸造家ディディエ セギエを抜擢し、次々と改革を行っていきました。、果実味あふれるワイン造りに転換し、現在ではビオロジック農法(一部ビオディナミ農法)を取り入れさらに評価を高めています。