Chateau Quinault L`Enclos

シャトー・キノー・ランクロ

フランス:ボルドー サンテミリオン地区 Saint-Emilion Grand Cru Classe

サン=テミリオンが最も雄弁に、純粋に表れている新しいスター

 アラン・レイノー博士によって、畑、設備ともに刷新されたシャトーで、瓶詰め後すぐに味わえる斬新なつくりは、ボルドー・アヴァン・ギャルドと呼ばれます。
 2008年にLVMHのベルナール・アルノー会長とベルギーの実業家アルベール・フレール氏に買収されました。
 

2017
シャトー・キノー・ランクロ
¥6,600
2011
シャトー・キノー・ランクロ
¥4,040 品切中
2006
シャトー・キノー・ランクロ
¥4,800 品切中

ロバート・パーカーJr.ボルドー第4版より
 リブルヌ市の市境にある、塀に囲まれたここの畑(ブドウはこのアペラシオンで最も樹齢が高いものの1つ)は、フランソワーズとアラン・レイノーが所有している。アランはボルドーで最も熟練した、知識豊富な、そして才能のあるコンサルタント、そして所有者の1人である。ブレンド比率はメルロー70%、カベルネ・フラン15%、カベルネ・ソーヴィニョン10%であることが多いが、2001年には、最終アサンブラージュの際には少量のマルベックを加えている。このワインは、マロラクティック発酵を樽で行い、澱に触れたまま熟成を実施しているが、新しいハイテクのシステムによって樽は自動的に回転され、澱が常に果汁に混じるようになっている。これは、サン=テミリオンが最も雄弁に、純粋に表れているワインである。
 
~一般的な評価~
 この新興のサン=テミリオンのスーパースターは、アラン及びフランソワーズ・レイノーによって運営されている。このシャトーは、彼らの手によって、その1997年の最初のヴィンテージから、トップクラスに躍り出た。ここでは、偉大なワインを生み出すためならどんな努力も惜しまれることはない(ブドウの2段階選別、ブルゴーニュ・スタイルのビジャージュ、逆浸透膜、ミクロ・ビュラージュ澱との攪拌)。キノーは、妥協することなく細部にまでこだわってつくられている。見事なまでに純粋でエレガントでありながら、極めて完熟感がありジャムのような味わいがある。非の打ちどころのないほどバランスがとれたワインであり、その凝縮感は、樹齢の高い木のブドウを使っているためである。
 
平均年間生産量:6万本
畑 面積:20.0ha、平均樹齢:50年、密植度:5800本、平均収量:38hl/ha
育て方:コールド・マセレーションは7℃で10日間。28℃で3日間の発酵と10日間のマセレーションは温度管理されたコンクリートと木製の槽で行う。マロラクティックと16ヶ月間の熟成はオークの新樽60%で行い、そのうち8ヶ月は細かい澱に触れたまま育成(澱引きはしないが、樽のローテーションを行う)。清澄はするが、濾過はしない。
ブドウ品種:メルロー70%、カベルネ・フラン15%、カベルネ・ソーヴィニョン10%、マルベック5%
所有者:アラン・エ・フランソワーズ・レイノー