2013 シャトー・フィジャック
Chateau Figeac
2013年は、変わりやすく気まぐれな天候が記憶に残る年となりました。冬と春の気温の低さによる開花の遅れ、暑く雨の少ない夏、9月は湿気による灰色カビ病に悩まされたりと、生産者にとって困難の多い年でしたが、収穫を一気に行い、例年以上に厳しい選果を行った生産者は、宝石のように磨かれたワインを造り上げました。特に苦境を生き抜いたカベルネ・ソーヴィ二ヨンはしっかりと熟し、赤ワインに関しては、赤系の鮮やかなアロマとフレッシュな酸が特徴の早くから楽しめる味わいに仕上がっています。
グラスに注いだ瞬間から広がる、クレーム・ド・カシスの甘やかなアロマにタバコやチェダーウッドのブーケが折り重なる美しい香りが広がります。しっかりしたストラクチャーを備えながらも、濃厚な果実味とベルヴェットのようなタンニンが舌を包む甘美な味わいです。
| ヴィンテージ | 2013 |
| 原産国 | フランス |
| 産地 | ボルドー |
| 地域 | サン・テミリオン |
| アペラシオン | サン・テミリオン グラン・クリュ・クラッセ |
| 格付 | グラン・クリュ・クラッセB |
| 生産者 | シャトー・フィジャック |
| 色 | 赤 |
| 容量 | 750ml |
| ぶどう品種 | カベルネ・ソーヴィニョン50%、カベルネ・フラン20%、メルロー30% |
| 味わい | フルボディ |
| ワインアドヴォケイト | 91 |
| ワインスペクテーター | 93 |
サンテミリオン最古の由緒あるシャトー
サンテミリオンの中ではカベルネ種が多く、メドックに近いタイプですが、熟成はより速やかです。カベルネの構成比が高いことから、サンテミリオンの中のメドックとも言われるシャトー。