2015 シャトー・ラグランジュ


Chateau Lagrange

社長兼ワインメーカーのマティウ・ボルドのもと、偉大なテロワールのポテンシャルを最大限に引き出すワイン造りを徹底的に追求。また、自然との調和を重んじ、環境負荷の少ないグランヴァン生産に取組んでいます。
 
エレガントでアロマティックな香り。口に含むとフルボディながら上品で滑らかで熟したタンニンがあり、カベルネの力強さを持った長くフルーティなフィニッシュ。力強くバランスの良いワインです。
 
ヴィンテージ情報
市場が待ち焦がれた5年ぶりのグランミレジム。1-3月と平年を下回る寒い冬で芽吹きは一週間ほど遅れましたが、4月は25°Cを超える日が5日あるなど暖かくなりました。6/13から7月末の降水量は僅か15mmと砂漠並みの乾燥、更にその間40°C近い熱波が何度も襲いましたが、夜の温度は下がり理想的な夏となりました。比較的雨が多かった8月の後、9月上旬に好天となりましたが9/12から18の約一週間、強いにわか雨を含む天候不順が続き、幸いその後に好天に戻りました。メルロは9月下旬の好天下で収穫が終了。カベルネ ソーヴィニヨンの収穫は10月上旬よりに5日連続の雨となるも、夏の乾燥で果皮が厚く、玉割れはせずに健全なブドウを収穫でき、10/12に終了しました。

言語名 Chateau Lagrange
ヴィンテージ 2015
原産国 フランス
産地 ボルドー
地域 メドック
アペラシオン サンジュリアン
格付 第三級
生産者 シャトー・ラグランジュ
容量 750ml
ぶどう品種 カベルネ・ソーヴィニョン75%、メルロー17%、プティ・ヴェルド8%
味わい フルボディ
アルコール度数 13.5%
ワインアドヴォケイト  93
ワインスペクテーター  91
ジェームスサックリング  94

 
  1983年にサントリーがシャトー・ラグランジュを取得してから今日に至るまで品質向上の為に様々な努力を重ね、グラン・クリュ3級としての評価を再構築してきました。しかし、グラン・クリュ・シャトーにおけるワイン造りとは20年単位での時間を刻む終わりのない道のり。83年以降に植えられたブドウの樹が年を経て、より品質の高いブドウが収穫できる樹齢となりました。 2004年より、ラグランジュ復興のために心血を注いできた鈴田 健二に代わり、椎名 敬一が着任。椎名は新たなる20年を『創造』のステージと位置付け、ラグランジュが所有する畑のポテンシャルの限界に挑戦するという活動と投資を継続してきました。2008年には光センサーによる選果台導入により、より精密な選果を行い、また小型タンク導入により区画毎の醸造が可能となり、ブドウやテロワールの個性をより忠実に表現することができるようになりました。ラグランジュはさらなる飛躍に向け、着実に進化を続けています。