2020 シャトーヌフ・デュ・パプ・ルージュ
クロ・デ・パプ (ポール・アヴリル)


Chateauneuf-du-Pape Rouge
Clos des Papes (Paul Avril)

ローヌ地方の銘醸地、シャトーヌフ・デュ・パプ最高峰の造り手クロ・デ・パプ。凝縮した果実味に満ち溢れた、威厳あるトップ・キュヴェ。
 
チェリーやラズベリーの芳醇なアロマに、アニスや黒コショウなどのニュアンスが調和した複雑な香り。口に含むと、絹の様に滑らかな質感で、豊かな果実味と例年に比べ力強さのあるタンニン、充分な酸味が感じられます。全体のバランス感に優れた、濃密で骨格のあるスタイルが特徴。長期熟成のポテンシャルを感じます。フルボディの味わいの中には、フレッシュな果実の印象が存分に感じられる、鮮やかで華麗な仕上がりです。

 
ヴィンテージ 2020
原産国 フランス
産地 コート・デュ・ローヌ
地域 南部ローヌ
アペラシオン シャトーヌフ・デュ・パプ
生産者 クロ・デ・パプ
容量 750ml
ぶどう品種 グルナッシュ、シラー、ムール・ヴェドル、ヴァカレーズ、グノワーズ、ミュスカルダン、その他
味わい フルボディ
アルコール度数 15.0%
ワインスペクテーター  97
ワインアドヴォケイト  96〜98

クロ・デ・パプを運営しているアヴリル家は、17世紀には既にシャトーヌフ・デュ・パプの著名な造り手としてその名を知られており、18世紀には、市の執政官や出納長も担っていたこともあるこの地の名門の家系です。19世紀、アヴリル家はクロ・デ・パプの名前で赤ワインと白ワインをリリースし、後のAOCシャトーヌフ・デュ・パプ設立に大いに貢献しました。さらに、20世紀に入ると、現在の当主であるアヴリル氏の祖父、レジ氏はエリゼ宮にワインを献上し、シャルル・ド・ゴール大統領やポンピドゥー大統領にもワインを提供するなど、偉大な功績は枚挙にいとまがありません。
 

 
現当主アヴリル氏は、ブルゴーニュでフィネスとエレガンスを備えたワインを造ることを学び、エコノミックスクールでマーケティングを、そしてかの有名なシャトー・ムートン・ロスチャイルドやオーストラリアのワイナリーで修行を積んだ経験の持ち主。彼は、「クロ・デ・パプのワイン造りはほとんどブルゴーニュスタイルと同じだと人々に言われたら、私はそれを賛辞として受け止めるでしょう。」と語るように、ブルゴーニュのワイン造りを理想として、バランス感に優れたエレガントなワインを手掛けています。