2021 シャトーヌフ・デュ・パプ・ブラン
クロ・デ・パプ (ポール・アヴリル)


Chateauneuf-du-Pape Blanc
Clos des Papes (Paul Avril)

南フランス、ローヌの銘醸地、シャトーヌフ・デュ・パプにある最高の畑、クロ・デ・パプ(教皇の区画)を所有するワイナリー。毎年800ケースほどしか生産されないとても稀少な白ワインです。類を見ないほどの凝縮感溢れる果実味と、非常に長い余韻が魅力。飲み頃を3回持つ長期熟成ポテンシャルに長けた個性溢れる逸品です。
 
このワインは、他では見ることの出来ない独特で強烈なスタイル。とにかく凝縮された果実味と、アフターが非常に長く感動的な白ワインです。蜂蜜やグレープフルーツ、リコリスやパイナップルなどの芳醇なアロマに、トリュフのヒント。包み込むように豊かで複雑な味わい。醸造はステンレススティールタンクで発酵させ、マロラクティック発酵をしないことにより、フレッシュさを保っています。

 
ヴィンテージ 2021
原産国 フランス
産地 コート・デュ・ローヌ
地域 南部ローヌ
アペラシオン シャトーヌフ・デュ・パプ
生産者 クロ・デ・パプ
容量 750ml
ぶどう品種 グルナッシュ・ブラン、ルーサンヌ、クレレット、ブールブーラン、ピクプール、ピカルダン
味わい 辛口
アルコール度数 14.0%
デキャンター  97

クロ・デ・パプを運営しているアヴリル家は、17世紀には既にシャトーヌフ・デュ・パプの著名な造り手としてその名を知られており、18世紀には、市の執政官や出納長も担っていたこともあるこの地の名門の家系です。19世紀、アヴリル家はクロ・デ・パプの名前で赤ワインと白ワインをリリースし、後のAOCシャトーヌフ・デュ・パプ設立に大いに貢献しました。さらに、20世紀に入ると、現在の当主であるアヴリル氏の祖父、レジ氏はエリゼ宮にワインを献上し、シャルル・ド・ゴール大統領やポンピドゥー大統領にもワインを提供するなど、偉大な功績は枚挙にいとまがありません。
 

 
現当主アヴリル氏は、ブルゴーニュでフィネスとエレガンスを備えたワインを造ることを学び、エコノミックスクールでマーケティングを、そしてかの有名なシャトー・ムートン・ロスチャイルドやオーストラリアのワイナリーで修行を積んだ経験の持ち主。彼は、「クロ・デ・パプのワイン造りはほとんどブルゴーニュスタイルと同じだと人々に言われたら、私はそれを賛辞として受け止めるでしょう。」と語るように、ブルゴーニュのワイン造りを理想として、バランス感に優れたエレガントなワインを手掛けています。