2002 シャトー・トロロン・モンド
Chateau Troplong Mondot
外観は濃いガーネットの色合い。ブラックベリーやブルーベリー、春の花、エスプレッソ、インクなど複雑なアロマが広がります。しっかりとしたボディながら、深みのある柔らかなタンニンが魅力。果実味はうっとりとするほど甘美で、筋肉質な骨格が感じられます。格付け昇格も頷ける高いクオリティ、その実力を堪能できる秀逸な仕上がりです。
| ヴィンテージ | 2002 |
| 原産国 | フランス |
| 産地 | ボルドー |
| 地域 | サン・テミリオン |
| アペラシオン | サン・テミリオン グラン・クリュ・クラッセ |
| 格付 | グラン・クリュ・クラッセB |
| 生産者 | シャトー・トロロン・モンド |
| 色 | 赤 |
| 容量 | 750ml |
| ぶどう品種 | メルロー、カベルネ・フラン |
| 味わい | フルボディ |
| アルコール度数 | 14.0% |
| ワインスペクテーター | 91 |
| 輸入元 | モトックス |
トロロン・モンドは現当主クリスティーヌ・ヴァレット氏が父親からシャトーを受け継ぎ、1980年代から品質が飛躍的に向上しました。1980年代半ばには、醸造コンサルタントにミシェル・ロラン氏を招き入れ、さらに飛躍に拍車がかかりました。その頃から、「サン・テミリオンの第一特別級に格上げされるべき」、 「メドックの二級に相当する品質」などと言われてきました。そうした評価を受け続けていたものの、1996年の改定の時は昇格最有力候補に留まりました。
しかしブドウの完熟を待って可能な限り摘み取りを遅くしたり、グリーン・ハーヴェストをして収穫量を抑えたり、新樽比率の引き上げ(約70%)を行うなど巨額な投資を行い、そうした努力が実り、ようやく2006年に第一特別級Bに昇格を果たしたのです。
トロロン・モンドが位置するのはサン・テミリオンの最も標高の高いパヴィの丘。気候が涼しいだけではなく、重い粘土質の土壌も冷たいためブドウはゆっくりと成熟します。古樹の割合が比較的高く、生み出されるワインは深みと奥行きのあるモダンなスタイルです。
しかしブドウの完熟を待って可能な限り摘み取りを遅くしたり、グリーン・ハーヴェストをして収穫量を抑えたり、新樽比率の引き上げ(約70%)を行うなど巨額な投資を行い、そうした努力が実り、ようやく2006年に第一特別級Bに昇格を果たしたのです。
トロロン・モンドが位置するのはサン・テミリオンの最も標高の高いパヴィの丘。気候が涼しいだけではなく、重い粘土質の土壌も冷たいためブドウはゆっくりと成熟します。古樹の割合が比較的高く、生み出されるワインは深みと奥行きのあるモダンなスタイルです。