Chateau Lilian Ladouys

シャトー・リリアン・ラドゥイ

フランス:ボルドー ブルジョワ級(サンテステフ村)
2020年、クリュ・ブルジョワの最高位に選ばれた14シャトーのうちの一つ。ロレンゼッティ家が取得して以降の改革で評価も高まった、サン・テステーフの注目シャトーです。
 

 
ペデスクローなどのオーナー、ロレンゼッティが惚れ込み2008年に購入。大規模な改革を行い、2020年版のクリュ・ブルジョワの格付で最高位の「エクセプショネル」に選ばれました。
2020年からビオへの転換を進めています。
2019
シャトー・リリアン・ラドゥイ
¥3,890

ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
~一般的な評価~
 うらやましい立地にもかかわらず(畑はコス・デストゥネルやラフィット・ロートシルトの近くなのだ)、このシャトーのワインはそこそこでしかない。全般的に硬くて、タニックで、果実味に欠けるのである。1990年や1989年のワインの品質から判断する限り、やればはるかに良好なものをつくれるはずなのだが。冒険心あふれる読者の方は慎重になるよう、またよいヴィンテージのワインを早めに飲むようお勧めする。ブルジョワ級でも同程度でもっとよいワインがあるのだから。

重要なヴィンテージ
 最近の2001年、2000年、1999年、1998年はおすすめできない。運よく1990年や1989年の状態のよいものを見つけた方には、私を興奮させたリリアン・ラドゥイはこの2本のみであると助言しておこう。
平均年間生産量:27万7000本、セカンド6万9000本
畑 面積:46.0ha、平均樹齢:40年、植樹密度:8300本/ha、平均収量:55hl/ha
育成:発酵とマセレーションは土着の酵母で始め、最高31~33℃に温度管理されたステンレスタンクで21~35日間。熟成は毎年3分の1ずつ更新する樽で1~18ヶ月。澱引きは3ヶ月ごと。卵白で清澄を行い、軽く濾過する。
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニョン58%、メルロー38%、カベルネ・フラン4%
所有者:ナテクシス銀行