Chateau Grand-Puy-Ducasse

シャトー・グラン・ピュイ・デュカス

フランス:ボルドー メドック第五級(ポイヤック村)
 

ムートン、ラフイットに隣接する、典型的なポイヤック

 
ポイヤックの典型的な複雑なアロマとバランスの取れた味わいで、長期熟成のポテンシャルを持つワインを造り出しています。北側はムートンとラフィットに隣接しています。
黒系果実のアロマ、シダやタバコのニュアンスもあります。果実味となめらかなタンニンが調和し心地よい味わいが楽しめます。
 

2014
シャトー・グラン・ピュイ・デュカス
¥5,700 品切中
2010
シャトー・グラン・ピュイ・デュカス
¥9,780 品切中
2009
シャトー・グラン・ピュイ・デュカス
¥5,230 品切中
2008
シャトー・グラン・ピュイ・デュカス
¥4,610 品切中

ロバート・パーカーJr.ボルドー第3版より
 このポイヤックの第五級は、消費者やワイン関係のマスコミからおおむね無視されてきた。実のところ、試飲会にもこのワインはめったに登場したことがない。というのも、流通がもっぱらネゴシアンのメストレゼ氏に握られているからである。グラン=ピュイ=デュカスのヴィンテージの現在の値段は、確かにほかのほとんどのポイヤックを下回っているため、著しく値打ち感を増しているが、そもそもその高品質あってのことだ。かくのごとく、最近では毎年のように、すばらしい品質のワインが、美しいブドウ畑ではなく、ポイヤック中心部にある近代的な醸造所でつくられるのである。
 グラン=ピュイ=デュカスでは、徹底的な改革とブドウの植え替えが1971年から進められ、1986年には、コンピュータ制御のステンレス・タンクを備えた新しい発酵所(キュヴェリー)が設置された。オークの新樽の使用率は50%にまで引き上げられた。その結果、グラン=ピュイ=デュカスのブドウ畑は、ムートン=ロートシルトとラフィット=ロートシルトに隣接した一区画、また、バタイエにほど近い砂利の多い丘にある一区画を含み、立地に恵まれている。価値の分かる消費者にもっと注目されてよいシャトーである。
 ここのワインのスタイルは、タンニンが強くなく、硬くもなく内向的でもないが、非常に果実味豊かでしなやかである。グラン=ピュイ=デュカスの大部分のヴィンテージは5年以内に飲むことができるが、10年から15年という寿命の可能性も示している。

平均年間生産量:18.000ケース
畑 面積:39ha、平均樹齢:25+年、密植度:8.000~10.000本/ha、平均産出量(過去5年間):55hl/ha
育て方:収穫は手で行う。発酵は温度調節されたステンレス鋼の発酵槽で行い、1日に2回ポンピング・オーバー。発酵期間は18~21日間。その後、オーク樽にうつされて、18ヶ月寝かされる。新樽は30%、瓶詰めの前年に澱引きされ、さらに瓶詰めの直前に濾過処理される。
ブレンド比率:カベルネ・ソーヴィニョン62%、メルロー38%