Chateau Filhot

シャトー・フィロ

フランス:ボルドー ソーテルヌ地区バルサック・第二級
 
 
 
ソーテルヌ格付け2級のシャトー。ソーテルヌの南部に位置し、南西向き。
62ha所有。作付け比率、SE60%、SB36%、MU4%。ステンレスタンクで19-21度で10-30日間かけて発酵、10ヶ月間静置した後軽くフィルターをしブレンド。最大14ヶ月間樽熟成、うち1/3は新樽。
梨、パイナップル、桃などの果実の風味が広がる。柑橘系のニュアンスもあり、クリーンで優雅な味わい。長い余韻が楽しめます。

 
梨、パイナップル、桃などの果実の風味が広がります。柑橘系のニュアンスもあり、クリーンで優雅な味わい。長い余韻が楽しめます。

2000   シャトー・フィロ 375ml

ヴィンテージ 2000
原産国 フランス
産地 ボルドー
地域 ソーテルヌ
アペラシオン ソーテルヌ
格付 第二級
生産者 シャトー・フィロ
容量 375ml
ぶどう品種 セミヨン60%、ソーヴィニョン・ブラン36%、ミュスカデル4%
味わい 極甘口
アルコール度数 13.5%

ロバート・パーカーJr.ボルドー第4版より
 フィロはソーテルヌ全域でも最も格調高いシャトーの1つで、そこには18世紀の荘園の屋敷が、アイビー・リーグの大学のキャンパスのような古めかしい木立の間に美しくたたずんでいる。このシャトーは並はずれたワインを生産しそうな潜在能力を秘めている。とりわけ立地に恵まれ、ソーテルヌ村のすぐ北、砂利の多い東南向きの丘の斜面に位置している。ただし、フィロが第二級の格付けにふさわしいワインを生産するようになったのは、1980年代半ばになってからだ。
 ソーヴィニョン・ブランの割合が比較的多く、新樽を3分の1しか使用しないために、フィロはよりスケールの大きいソーテルヌのワインに比べると、果実味とアロマが強く、軽い。もっとも、1980年代、1970年代、1960年代にフィロから生み出されたワインが一貫性に欠け、平凡でありきたりなものが数多くあったのは、そのためではない。ともあれ、1980年代後半に品質が改善されたのは明らかなようである。
 
~一般的な評価~
 軽いスタイルの、非常にすがすがしいワインで、アペラシオンの超大作ワインにあるような重みはめったにないが、出来はどんどんよくなっており、価格も適正である。
 
平均年間生産量:最大10万本
畑 面積:62ha、平均樹齢:37年、植樹密度:6000本/ha、平均収量:13〜14hl/ha
育成:発酵は温度管理されたステンレス槽で10〜30日間。熟成は樽(毎年3分の1ずつ更新)と槽のローテーションで24〜36ヶ月。清澄はしないが、瓶詰め時には濾過を行う。
ブレンド比率:セミヨン60%、ソーヴィニョン・ブラン36%、ミュスカデル4%
所有者:GFAシャトー・フィロ/ド・ヴォーセル家