Chateau Valandraud

シャトー・ヴァランドロー

フランス:ボルドー サンテミリオン地区 Saint-Emilion Premiers Grand Cru Classe B

 

 

ジャン・リュック・テュヌヴァンの情熱によって生まれた、「ガレージワイン」のコンセプトを造り上げたシャトー

 
ポムロールのル・パンに触発され、自身でも最高級のワインを造り出す決意を固めたジャン・リュック テュヌヴァンは1989年、夫人とともにシャトー・パヴィ・マッカンとシャトー・ラ・クロットに挟まれる小さな0.6haの畑を購入。そして1991年には念願のファーストヴィンテージをリリースし、この年が輝かしい成功への船出となりました。
 
優れたテロワールとミシェル・ロランの天才的な醸造コンサルティングにより生まれた長い歴史のサン・テミリオンに負けない味わいで、驚きの早さで2012年にはサン・テミリオン プルミエ・グラン・クリュ・クラッセBに格付けされています。
 
2015
シャトー・ヴァランドロー
¥26,650 品切中
2004
シャトー・ド・ヴァランドロー
¥23,400 品切中
2000
シャトー・ド・ヴァランドロー
¥53,500 品切中
Virginie de Valandraud
2015
ヴィルジニー・ド・ヴァランドロー
¥6,800 品切中
2014
ヴィルジニー・ド・ヴァランドロー
¥6,100  品切中
2009
ヴィルジニー・ド・ヴァランドロー
¥7,300 品切中
3 de Valandraud
2013
トロワ・ド・ヴァランドロー
¥4,700

ロバート・パーカーJr.ボルドー第4版より
 執念深く生真面目、非常に才能ある所有者のジャン=リュック・テュヌヴァンは、彼の清澄・濾過処理をしない、際立ってリッチなヴァランドローが獲得している評判と価格に、今ではチェシャー猫のようなにやにや笑いを浮かべている。テュヌヴァンは夫人のミュリエルと共に、サン=テミリオンの厳選した区画に、ちっぽけなシャトーを設立した。サン=ミリオンでワイン・ショップとレストラン経営の経験を持ち、ワインの取引に関わってきたことは、テュヌヴァンの偉大なワインづくりのための哲学をいささかも損なうことはなかった。

 ヴァランドローがどのくらいよく熟成するか、一般の評価はもちろんまだだが、ワインの途方もなくリッチで、凝縮感があり、すばらしくくっきりした輪郭がある。1994年、1993年、1992年といったコレクターが、サン=テミリオンのどのシャトーのワインよりも探し回る小さな宝物となった。テュヌヴァンをを批判する声は耐えないが(多くはボルドーの貴族的なシャトーの嫉妬である)、彼の影響力は広大し続けている。彼は最も引っ張りだこのコンサルタントの1人であり、秀逸さへの執心とこだわりは、彼の途方もない味覚(同じぐらい才能のある彼の妻の助けが大きい)と共に、サン=テミリオンとその衛星地区の多くの凡庸なワインをよみがえらせていた。品質にこだわる消費者の意識に、これらのワインを最も人気のあるものとして植えつけたのである。

 テュヌヴァンは、ミシェル・ロランと並んで、新しい世代のヴィニュロンたちに対し、もっともっと高い品質のワインをつくるよう刺激を与えてきた人物である。そのおかげで、ボルドー全体が多大な恩恵にあずかっている。
 
~一般的な評価~
 ヴァランドローは、サン=テミリオンのガレージ・ワイン運動の事実上のリーダー格であるジャン・リュック・テュヌヴァンがつくったシャトーであり、現在まで、ボルドー最高のサクセスストーリーであることに間違いない。ボルドーで、いやそういう意味ではどこの地方であれ、シャトーができてからこんなに短期間でこれだけ商業的な成功を収め、目が回るような高い価格をつけたワインはない。ヴァランドローへの熱狂はすさまじく、価格は一級シャトーと同じくらい高いか、ひょっとすると上回るほどである。
 
畑 面積:4.5ha、平均樹齢:30年強、植樹密度:6000本/ha、平均収量:35hl/ha
育て方:マロラクティックと18~20ヶ月の熟成はオーク新樽で行う。清澄も濾過もしない。
ブドウ品種:メルロー70%、カベルネ・フラン30%
所有者:Ets テュヌヴァン