Almaviva

アルマヴィーヴァ

チリ

シャトー・ムートン・ロスチャイルド、オーパス・ワンと同じコンセプトで造られるチリ最高峰のプレミアムワイン

 
ボルドー格付け第1級、ムートン・ロートシルトとチリのコンチャイトロが最高峰のフランコ・チリワインを創る目的で始められたジョイントヴェンチャーで、ファーストヴィンテージは1998年です。ブドウ品種はカベルネ ソーヴィニョン、カルメネール、カベルネ フラン、メルロを栽培し、通常CS主体でワインは造られます。名前はモーツァルトの「フィガロの結婚」に登場するアルマヴィーヴァ伯爵に由来しています。
 

 

Rouge
2020 アルマヴィーヴァ
¥33,000
2020 エプ
¥9,100

ワイナリーが位置するのは、標高630mに広がるボルドー品種の栽培が盛んなチリワインの中心的エリア、マイポ・ヴァレー。さらにその小さな区画にあたるマイポ川北岸、プエンテ・アルト地区に約85haの専用畑が広がります。この地は何世紀にも渡り、アンデス山脈からの堆積物が蓄積し形成された、古く複雑な土壌。火山質、粘土質、石や砂利などが多く入り混じっており、中には約70%が石という構成の区画もあるため、カベルネ・ソーヴィニヨンにとって最適な土壌となっているのです。
 
そして気候は、ヨーロッパの銘醸地にも似た地中海性気候。チリと言えば、とにかく暑い気候が想像されがちですが、実際には真夏である1月の場合、最高気温は29℃、最低気温が11℃程。真冬の7月となれば最高気温は14℃、最低気温は3℃程と日本とさほど変わらず、昼の暑さに対して夜は20℃も気温が下がるという寒暖差が特徴です。アルマヴィーヴァの畑はアンデス山脈から吹きこむ冷風により気温が特に下がり、その冷たい空気と乾燥した気候によってブドウの樹が常に清潔に保たれます。
 

 
このような、チリの恵まれたテロワールとフランス流の技術の融合を目指して着実に進化をつづけてきたアルマヴィーヴァですが、ワイン造りの点で大きな転機となったのは2005年。「マイクロゾーン」と言われる、栽培から醸造まで細かな区画ごとに管理を行う手法を徹底したことにより、アルマヴィーヴァが所有する優良な畑ならではのテロワールが最大限に引き出され、ワインに備わるフィネスが格段に高められました。
 
2005年以前は、パワフルで凝縮感のあるチリワイン然としたスタイルであったのに対し、2005年以降はポイヤックを思わせるようなアロマティックで奥行きのあるスタイルに変化しました。また区画ごとの適正をより的確に把握できたことによって品種の幅も増え、2006年よりメルロ、2010年よりプティ・ヴェルドの栽培も強化。これらの品種が少量ブレンドされるようになり、ワインにより深みと複雑さを与えています。