創業明治35年の「由利正宗」の名称で親しまれ、毎年品評会で数々の賞を受賞している秋田でも名門の蔵元。
　本荘を流れる子吉川（こよしがわ）の南岸、新山の麓にあり、今も蔵元の敷地内で良質の井戸水が自噴し、冷涼で澄んだ空気に恵まれた蔵から蔵人達が自ら丹精込めた酒米を持ち込み、入魂の酒造りが行われています。この蔵元の特徴は、全国でも珍しい造りの蔵「のぼり蔵」（精米所、仕込蔵、貯蔵庫が山あいに沿って高低差６メートルに及び、その様子を見られた東京農大教授の小泉武夫博士が、焼きものの登窯に似ている所から命名）で、米の旨味が生きた豊かな味わいの酒を醸しだしています。
　「雪の茅舎」は雪に埋もれた茅ぶき家屋をイメージしてネーミングされたお酒で、齋彌酒造を代表する銘柄です。また、こだわりの銘酒としても県内外がら高く評価されています。