刈穂 山廃純米 超辛口

Kariho Yamahaijunmai Cyoukarakuthi


刈穂伝統の山廃もとで極限までの醗酵による超辛口純米酒。辛さだけではない凝縮した旨みがあります。和食はもちろん、こってりとした料理にも合い、あがりの酒。
 

アルコール分:15〜15.9 原料米:めんこいな、秋の精  精米歩合:60% 日本酒度:+12 酸度:1.5

 
 
刈穂酒造
秋田県仙北郡神岡町神宮寺宇字神宮寺275
 
創業以来、「手造り」にこだわり、伝統の山廃仕込に、また吟醸造りにも定評のある蔵元

伝統の手法と、独自の手法と、、、刈穂の山廃仕込。
 刈穂の山廃仕込には、昭和初期から対戦中まで用いられた昔ながらの手法に独自の手法が取り入られています。特徴はなんといっても厳寒期の長期低温醗酵で、その醗酵期間は「酒母」「もろみ」を通じて二ヶ月にも及びます。淡麗繊細ながら山廃仕込独特の味とコクが調和している酒質はそこから生み出されているのです。また、蔵で酵母を自家培養し、刈穂独自の変わらない風味を醸し出しています。

もうひとつの意外な技、、、刈穂の仕込水。
 香りが良く、キレのある刈穂の酒質は、その仕込水によるところが大きいといえます。仕込水は、雄物川の支流・玉川の伏流水であると思われる、秋田県内では珍しい中硬水。また、山廃に適した成分が多く、この性質は酵母の生育しやすい環境を作りだします。それは、醗酵期間が長くなっても安全な醸造ができることにつながるのです。実際に飲んでみても清冽でキレのある感じがします。必然ともいえる刈穂の淡麗ですっきりとした味わいには、自然の恵みが十分に生かされているにです。

昔からの酒槽から生まれる刈穂の酒。
 刈穂の蔵には六槽の槽(酒をしぼるための道具)があります。現在ひとつの蔵にこれだけの道具があるのは珍しく、他の蔵では、この槽は新しい機械にとって代わられているのがほとんどです。元来この槽を用いた「しぼり」は酒造りの工程の中で最も人手と手間がかかる部分で、ひとつひとつの酒袋にもろみ(しぼる前の酒)を入れ、槽底に入れる作業は蔵人に強い連帯を要求します。刈穂は今だこの手法を用い、こだわりの酒造りを続けているのです。
 

蔵元 Sake Brewery