Fonseca Guimaraens
フォンセカ・ギマラエンス
ポルトガル
伝統的なキング・オブ・ポート・ワイン
フォンセカ・ギマラエンスはポートワインのシッパーとして、1822年に誕生しました。マノエル・ペドロ・ギマラエンスがフォンセカ・モンティロという古い会社を買い取ったのがその始まりです。
彼は政治家でもありましたが、運悪く政敵に追われ、ポートの樽の中に隠れて、イギリスへと渡りました。しかし、本拠地をイギリスに移した後も、ポートワイン・シッパーとしての事業は大きな成功をおさめ、彼の死後、1927年になって、フォンセカ・ギマラエンスはポルトに戻ってきました。現在は、ブルース・ギマラエンスとその息子のデヴィットにより、昔ながらの運営がなされています。
フォンセカ・ギマラエンスの最も誇るべき単一畑は、1978年に取得したタヴォラ渓谷のキンタ・ド・パナシュカルです。真南の斜面にテラス状に広がるブドウ畑は43ヘクタールの面積をもち、近年、ブドウ樹の植え替えが行われました。また、一般観光客にセラーを開放し、ラガールによるポート造りを解説するツアーも組まれています。メンディスのサン・アントニオとキンタ・デ・クルゼイロも含め、フォンセカが所有するこれらのブドウ畑は、いずれもクラスＡに属しています。
キンタ・ド・パナシュカルにおけるブドウの植え替えにあたっては、トラクターの通行を容易にした新しい様式のテラスが組まれ、さらに、これまでの混植をやめ、最適な条件を満たす土地に、個別に品種を植えています。その結果、この単一畑における作付け比率は、ティンタ・ロリス32％、トゥーリガ・フランセーザ8％、ティンタ・アマレラ8％、ティント・カン2％、その他の品種3％となっています。
フォンセカ・ギマラエンスのポートワイン造りはきわめて伝統的です。昔ながらのラガールに男たちが入り、ブドウを足で踏んで破砕します。やがて自然界にある酵母の働きでブドウ果汁は発酵を始めるのです。
ヴィンテージ宣言をするか否かは、ブルースとデヴィットにより決められ、取締役会の承認を経て、最終的に決定されます。フォンセカのヴィンテージには3種類あります。最も偉大でクラシックな年のワインにはフォンセカ・ヴィンテージのラベルが貼られます。この栄誉に浴した年は20世紀にわずか21のヴィンテージしかありません。それよりもやや軽く、比較的早めに飲み頃が訪れる年には、ギマラエンス・ヴィンテージの名前が与えられます。また、単一畑のブドウより造られるキンタ・ド・パナシュカル・ヴィンテージポートを産しています。
N.V. フォンセカ オールド・トーニー・ポート 10年
10 Year Old Tawny Port
Fonseca Guimaraens
750ml 税込価格 4,200円
［赤：甘口］
ぶどう品種：トゥーリガ・ナショナル、トゥーリガ、フランセーゼ、ティンタ・ロリス
毎年収穫後の１月に、フォンセカ社は熟成の可能性に応じて判断し、自社の醸造所から主に選ばれた非常に凝縮して力強いヴィンテージの質の高いレッドポートをリザーヴ用に取っておきます。これらはカスクに移されセラーで熟成させます。違ったヴィンテージから造られるワインは、特徴、凝縮度、完熟度は様々なので、熟成期間を示すトーニーは、そのスタイルの質と連続性を維持するために、いくつかの違ったヴィンテージを混ぜてブレンドします。こうしてブレンドされるため、ヴィンテージではなく、ラベル上には平均年齢が示されます。熟成期間を示すトーニーの年代の高いものになると、ブレンドされるトーニーポートそれぞれのヴィンテージの差は、実際は１０年程になりますが、熟成期間の若いトーニーポートは少なくともヴィンテージの差が５年以内のものがブレンドされます。
赤茶色でハイライトは輝きのある深紅色。さりげないオークの香り、円熟したドライフルーツを思わせる香りがやわらかく感じられます。滑らかで絹のような口当たり、繊細なオークの風味は、フレッシュな酸とタンニンの印象によってバランスが取れています。長くエレガントでプラムを思わせる余韻が引き立ちます。食事の終わりにやや冷やして、ナッツ系やそれほど甘さが強くないデザート、ドライフルーツやパウンドケーキとあわせるのが良いでしょう。
N.V. フォンセカ オールド・トーニー・ポート 20年
20 Year Old Tawny Port
Fonseca Guimaraens
750ml 税込価格 7,900円
［赤：甘口］
ぶどう品種：トゥーリガ・ナショナル、トゥーリガ、フランセーゼ、ティンタ・ロリス
毎年収穫後の１月に、フォンセカ社は熟成の可能性に応じて判断し、自社の醸造所から主に選ばれた非常に凝縮して力強いヴィンテージの質の高いレッドポートをリザーヴ用に取っておきます。これらはカスクに移されセラーで熟成させます。違ったヴィンテージから造られるワインは、特徴、凝縮度、完熟度は様々なので、熟成期間を示すトーニーは、そのスタイルの質と連続性を維持するために、いくつかの違ったヴィンテージを混ぜてブレンドします。こうしてブレンドされるため、ヴィンテージではなく、ラベル上には平均年齢が示されます。熟成期間を示すトーニーの年代の高いものになると、ブレンドされるトーニーポートそれぞれのヴィンテージの差は、実際は１０年程になりますが、熟成期間の若いトーニーポートは少なくともヴィンテージの差が５年以内のものがブレンドされます。
1987 フォンセカ キンタ・ド・パナスカル ヴィンテージ・ポート
Panascal Vintage Port
Fonseca Guimaraens
750ml 税込価格 9,270円
申し訳ございません、品切中です。
［赤：甘口］
ぶどう品種：トゥーリガ・ナショナル、トゥーリガ、フランセーゼ、ティンタ・ロリス
キンタ・ド・パナシュカル農園はフォンセカの最も代表的な葡萄園であり、その生産の一部が“単一畑のヴィンテージ・ポート”として選ばれました。樽熟成約2年、その後瓶で熟成されます。
豊潤で複雑。バラのドライフラワーの香りが特徴です。非常に口当たりが軽く、ソフトで、古いぶどう畑からとれる典型的なポートです。口中に広がる素晴らしい味わいがあり、かすかな黒すぐりとチョコレートの風味が感じとれます。
1995 フォンセカ ギマラエンス ヴィンテージ・ポート
Vintage Port
Fonseca Guimaraens
750ml 税込価格 6,100円
［赤：甘口］
ぶどう品種：トゥーリガ・ナショナル、トゥーリガ、フランセーゼ、ティンタ・ロリス
ギマラエンス・ヴィンテージ・ポートは、フォンセカ・ヴィンテージと宣言されていない年ではあるが、優れた年に出されるノンクラッシクなタイプのヴィンテージ・ポートです。飲み頃になるには、15～20年程の年月がかかります。
甘美な口当たりと、口の中に広がる円やかさ、そしてビロードのような滑らかさがある、よく熟成されたポートです。スティルトンチーズやセーラ・ダ・エストレラチーズによくあいます。
