Chateau Trotanoy
シャトー・トロタノワ
フランス:ボルドー ポムロール地区
Vt
Chateau Trotanoy
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2007
Chateau Trotanoy
■2007 シャトー・トロタノワ 750ml 12,500円
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2005
Chateau Trotanoy
■2005 シャトー・トロタノワ 750ml 16,600円
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ロバート・パーカーJr.ボルドー第4版
ロバート・パーカーJr.ボルドー第4版より
歴史的に、トロタノワはポムロールだけでなく、ボルドー全域でも最も偉大なワインの1つであるが、1976年以降のトロタノワの品質は二級シャトーと同等手ある。1976年以前のヴィンテージには、しばしば一級に優るとも劣らない深遠なワインをつくっていた。
1953年以降、トロタノワはジャン=ピエール・ムエックス社の所有となっているが、シャトーは人目につきにくい(ジャン=ピエール・ムエックスの住まいである)。この控えめなシャトーのブドウ畑は、粘土質と砂礫質の土壌で、ポムロールの教会とカテュソー村の間、ペトリュスの西1kmに位置している。ワインは毎年、オークの新樽が40%しか使われないこと以外はペトリュスとまったく同じ方法で醸造され、取り扱われている。
1970年後半まで、トロタノワは華やかでリッチな、強烈なフルボディのワインで、熟成の頂点に至るまでたいていたっぷり10年はセラーで寝かせる必要があった。いくつかのヴィンテージでは、その力強さ、強烈さ、凝縮感の点で、見事にペトリュスに対抗するところまであと一歩と近づいた。ボルドー全体のヴィンテージが貧弱な時でも、良好な、時には輝かしいワインを産するという、人もうらやむ実績がある。1974年、1972年、1967年のヴィンテージは、トロタノワがボルドー全域で上位2、3位に食い込む成果をあげた3つの例である。
1970年後半はスタイルが軽くなったが、1982年には並外れて豪勢でリッチな、頽廃的な1982年をつくり出して、完全に元に戻ったかのように見えた。その後、1995年までスリリングというよりもむしろ良好なワインが連続した。トロタノワの微小な畑にとっては大がかりな植え替えが行われ、若い木からとれたブドウがブレンドされていたのは間違いない。理由は何であれ、トロタノワはもはやポムロールで上位3〜4位に入るワインでなくなり、1980年代では(1982年のヴィンテージを除いて)クリネ、レグリーズ=クリネ、ヴィユー・シャトー・セルタン、ル・パン、ラフルール、ラ・フルール・ド・ゲイ、レヴァンジル、ラ・コンセイヤントといったシャトーに追い越され、特定のヴィンテージではル・ボン・パストゥールにまで凌驚された。だが、クリスティアン・ムエックスとそのスタッフの能力と才能によって、状況は変わってきているようだ。最近のヴィンテージはどれも力強い確固とした出来である。見事な1995年、センセーショナルな1998年や2000年などである。
トロタノワは、世界中のワイン通から高い評価を得ており、高価ではある。しかし、ペトリュスの半額以上の値段で売られることはほとんどない。これは覚えておいて損のない事実だ。(ヴィンテージによっては)偉大なペトリュスにかなり似ているワインなのだから。
~一般的な評価~
トロタノワは1970年以前は秀逸であったが、1980年代から1990年代初めにかけて困難な時期を迎え、この時期のワインは過去のものよりずっと軽くなった。しかし、1995年には見事な復活を遂げ、それ以降は連続して上質なワインを生み出し続けている。畑の立地は格別で、大成功を収めたトロタノワは、同厩のペトリュスと楽に肩を並べる出来である。品質の面では、1990年代後半にはレグリーズ=クリネ、レヴァンジル、ラ・コンセイヤントといったこのアペラシオンのスター級のシャトーと同等のレベルになった。
平均年間生産量:3万本
畑 面積:7,2ha、平均樹齢:35年、植樹密度:6200本/ha、平均収量:39hl/ha
育成:発酵とマセレーションは温度管理されたコンクリートタンクで20日間。熟成は新樽40%で20ヶ月。清澄はするが濾過はしない。
ブドウ品種:メルロー90%、カベルネ・フラン10%
所有者:SCシャトー・トロタノワ