Chateau La Cardonne
シャトー・ラ・カルドンヌ
フランス:ボルドー メドック地区ブルジョワ・シュペリュール級(メドックAC)
3世紀にわたり受け継がれてきた、メドックで最も標高の高い場所に位置する石灰砂利質の土壌から生まれるぶどうは品種ごとに時期をずらして収穫され、27度前後に温度管理のされたタンクでアルコール発酵されます。完熟したプラムなどのエレガントな果実味と、滑らかでシルキーなタンニンが印象的。
ロバート・パーカーJr.ボルドー第4版より
ロバート・パーカーJr.ボルドー第4版より
1973年に、ロートシルト家(かの有名なラフィット=ロートシルト、デュアール=ミロンの所有者がプレニャンにあるこのシャトーを手に入れた時、とてつもない楽観論がわき起こった。このシャトーは巨大企業であり、ワインは相対的に軽く、平凡であるが、商業的に正しいスタイルでつくられている。膨大な収量と濾過処理に対する過剰な依存が、ワインが凝縮感と個性を奪うのだと、私は常に主張してきた。これは収穫から5〜6年以内に飲むべきワインである。品質のレベルにしては高すぎる値段がついているが、上質な1990年は、私がてテイスティングしたこのシャトーの作品の中では確かに最高のワインだと思った。ロートシルト家は1990年にここをガユトン・シャーローに売却し、彼によって大幅な改善がなされた。とりわけ2000年と2001年は注目に値する出来栄えだ。
平均年間生産量:40万本
畑 面積:80ha、平均樹齢:20年、植樹密度:7500本、平均収量:59hl/ha
育成:発酵とマセレーションは温度管理されたステンレス槽で。熟成は毎年半分ずつ更新される樽で12ヵ月。清澄はするが濾過は不確定。
ブレンド比率:メルロー50%、カベルネ・ソーヴィニョン45%、カベルネ・フラン5%
所有者:ドメーヌCGR Domaines CGR