Chateau Fonreaud
シャトー・フォンレオー
フランス:ボルドー メドック地区ブルジョワ級(リストラックAC)
このシャトーは、畑の歴史の古さとワインの品質で有名だが、それ以前に、ある伝説に由来するその名や、「メドックの屋根」という立地だけで、すでに並外れた場所となっている。
フォンレオー(元は”Font-reaux”)は王の泉を意味する、伝説によれば、12世紀にイギリス王ーーおそらくアキテーヌ公女アリエノールの夫であるヘンリー2世(アンリ・プランタジュネ)ーーが、庭園にある新鮮な泉でのどの渇きを潤すため、この地に立ち寄ったといわれている。
畑はメドックで最も標高が高いという特権的な立地にある。ワインは丸みがあり、ビロードのようにしなやかな骨格を見せながら、熟したタンニンが口の中で花開くところに特徴がある。
温度調節機能の付いた極小サイズの発酵槽を使うことで、区画ごとの個性を際立たせて表現することが可能となっている。樽熟成で仕上げられたグラン・ヴァンの魅力とそのエレガントさは、当主であるシャンフロー家の精神を反映している。