洗米
精米した米を10kgづつ小分けして、麻の布で包み洗います。このあと、浸漬(しんせき)した後、甑にうつされます。 ※浸漬:米を水中にゆっくり浸されて、水分を吸収させてやります。
甑(蒸米機)
冷たい朝の大気に、湯気がシュ-と立ち昇り活気に満ちてます。
蒸し米
約1時間かけて蒸された米。良質の蒸し米は適度な固さと弾力のある手ざわりで、サバケがよく、掌で引き伸ばすと均質な餅状(ひねり餅)となります。杜氏はひねり餅の性状で蒸し米の良し悪しを見分けます。
蒸し終わった米はシャベルですくわれて冷却機にうつします。
冷却機
連続的に冷やしてやります。
冷やされた後、仕込タンクに送ります。また、一部の蒸し米は冷却された時点で、種麹をふりかけ、麹室へ送ります。
仕込タンク
タンク内で、酒母に麹米、蒸し米、水を加えてモロミを造ります。一度に全量を混合すると酵母密度が下がり、乳酸濃度も低くなり、雑菌汚染の恐れも生じるので、杜氏の指示に従い物流投下は3段階に分けて除々に行います。(三段仕込)
白く写っているのが麹米です。
口に含むと、ほのかに甘味があります。
杜氏(藤野氏)が、いろいろ親切に教えてくれます。